秋の御彼岸

今日は秋分の日で御彼岸だった。

一年前のこの日には東京から友人が遊びにやって来ていて、いよいよ受験勉強も本格化していく長女を含めて3人で楽しく食事を摂っていた。あれからもう一年が経つなんて本当に時の流れは早いものだとも思う。

その夜はおっさんたち二人が酒を飲み、長女はソーダ水なのかジンジャーエールを飲みながら、賑やかに料理とおしゃべりを楽しんでいた。当時…って言っても1年前のことだけど、長女も今は大学生となりどうやら酒に目覚めてしまったようで毎晩のように酒を嗜んでいる様子…。

昨夜は遅くにおそらく冷凍食品らしいギョウザをカリカリの羽根付きで焼いたものの写真が送られてきて「白飯をかきこみたい!」とのコメントが添えられていた。

「好きなようにメシも食えばイイじゃないか」と返信したところ「酒の入りが悪くなるから…」みたいな返答があった…。「血は争えん」というのか「酒に一番相性が合わないのが白飯」論については、僕も大いに賛同するのだが、娘についてはそこまで親父に似なくてもいいじゃんか、更にお前はまだ19歳でしょうが!なんて思った。

 

閑話休題

秋分の日の今日は朝から雨が振っていたのだが、昼前には雨は止み夕方からはとても涼しい風が吹いている。沼津の新居にも涼しい秋風が吹き抜けるので今夜はエアコンをかけずに窓を開けて過ごしている。

数日前からの引越作業を完了させるために今日も朝から働き蟻のように動き回っていたのでクタクタだ。数カ月ぶりに過ごすエアコンをつけない夜。冷たいウイスキーがとても美味しい。

このブログでも「立秋を過ぎたからとっくに秋」ということを何度も書いたが、やはり気温やら湿度の面で秋を感じるようになると本当に秋が深まってきたように思う。

ここからの1ヶ月くらい、だいたい10月の20日くらいまでは本当に過ごしやすい日が多くなる。暑い暑いと思っていたら、そんなふうに思うことも減ってくる時期がいよいよやって来ていた。

今夜は引越荷物から取り出したものの片付け切らずにいた蚊取り線香をつけている。夏が惜しい訳ではないが、秋が本格化する前に蚊取り線香の香りを嗅いでみたくなったのだ。

ぼうっと漂う蚊取り線香の煙を見ていたら、改めて今日が秋の御彼岸であることを思い出した。蚊取り線香の香りがお墓参りの時のお線香のように思い出ださせたのだった。

彼岸にお墓参りになんて、もう何十年も行っていない。今夜はこの後で田舎の両親に電話をしてみようと思う。