2024年 冬の燻製②

昨夜遅くに火を入れた貧乏スモーカー。箱の中に入れている燻煙剤も大きめの石鹸くらいの大きさのもの2つなので、燻す煙もそんなに派手ではない。

派手に煙をあげる燻製も楽しいものだが、それをやってしまうと近隣住民から火事と間違われて我が家に消防がやって来るのだろう。

そんなことを心配する以前に、燻煙剤を増やすほど大きな箱を支度していないし、沢山の煙を出したところでそれには発熱も伴うので、燻製食材であるチーズもとろけてしまう。

ウチにたまたまあった段ボールの空箱を用いて即席で作った貧乏スモーカーではあるが、やはりそれにはそれの分相応な燻煙剤キャパシティというものがあるのだ。

一晩、燻したチーズがこちら。真っ白に近かったチーズも少しは燻製らしい色を帯びているが、これが赤銅色になるくらい燻すと美味くなる。

昨夜2つ使った燻煙剤も一つは早々に火が消えたようで、そいつは表面が一部焦げているだけでほとんどサラの状態で残っていた。なのに、燻煙剤からはそれなりに距離を置いたはずのチーズの下部は金網に割とめり込んでいた。一つだけ燃え続けた燻煙剤からもある程度の熱が発され、チーズが柔らかくなったことが覗われる。

 

今夜は雨が降っている。僕の貧乏スモーカーはベランダのエアコン室外機の上に置いているので雨の影響は受けない。

今夜は燃え残った燻煙剤に新しいものを一つ足して、少し前から「2日目の燻し」に入っている。煙により、テカテカの赤銅色になることを望みながら、熱の影響を極力受けないことを祈る夜だ。