連休っぽいこと

ゴールデンウィークの谷間の3日間も仕事の予定だったのだが、予てより今日予定していた作業が天候によりとんだので今日から後半の休みにすることにした。

朝から旅行鞄に荷物を詰めて列車に乗る。

沼津からはそんなに遠いわけでもない東京に来ただけなので、旅と言うには旅らしくない移動なのだけど、それなりの意思を持って出掛ける外出はなんだか旅っぽく感じるものだ。連休じゃなかったら僕は出掛けていたすらいなかっただろうし。

僕は今、ルノアールにいる。特にコーヒーなどの飲物を欲していた訳でもない。どこかに腰を据えて煙草を吸いたかったので入店したのだ。チェーン喫茶店の代表格のような存在で、昭和喫茶店そのものだったルノアールは随分と様相を変えていた。

喫煙室に入ったのだけどここで吸えるのは電子煙草。紙巻煙草は別のコーナーでしか吸えない。愛煙家としては淋しい環境だが、酒場ですら煙草を楽しめないところも沢山ある当世においては「吸える場所があるだけマシ」なのかもしれない。

「吸う」繋がりで言うと、頼んだアイスコーヒーに添えられていたストローは紙製のものだった。そもそも、ストローでものを飲むとその美味しさが随分と損なわれるように思っているから、ストローを用いることは殆どない。しかし、紙のストローはいつか使った事もあったが、飲料の美味しさを相当に損ねるように感じた。

僕が滅多に喫茶店を利用しないから今日のようなことを感じるのだろうけど、世の中の多くの喫茶店がこんな感じなのだとすると、淋しいこれもまた淋しいことである。