datetaira’s blog

日々の生活で思うこと

二十歳の人に思うこと

文化の日」の昨日は静岡に出掛けていた。

9時半頃に東京からやってきた息子と沼津で落ち合い、そこから2人車に乗って静岡の町外れの呉服店に向かう。

昨日は今年二十歳になった長女が晴れ着を着て写真撮影するとのことで、そこに長男も僕も呼ばれての静岡行きだった。

町外れの鄙びた呉服店。ここで服を仕立てる人も今では本当にいなさそうな店なので、成人式と卒業式での着物の貸し出しがこの店の生命線なのだろう。

年配夫婦2人で切り盛りしているその店は佇まいこそ本当にボロいところだったが、2人のサービスが温かく昭和から続くお店そのものという感じだった。

兄妹3人が揃うのはゴールデンウィーク以来、半年ぶりのことで、そこに彼らの親も揃うというのは本当に数年ぶりのことかと思う。写真を撮影した後で親戚が集まっての会食となり、そのまま居酒屋〜カラオケ屋になだれ込んで娘たちを伴った宴会を堪能し、夜が明ける前に沼津に帰ってきた。

写真を撮った後に会食になるとは思っていなかったので、昨日は炊き込みご飯のおむすびを握り、出汁巻きを焼き、それらを弁当にして子供たちに食べさせようと持参していた。

写真撮影の後、僕は子供たちだけと自作弁当を食べて過ごしたかったのだが、親戚が皆での会食を切望している様子だったのでそれを尊重したのだ。僕も大人になったものだ…。

急遽、東京から招聘された長男は夕方からバイトがあるので会食会場に着き、特に何も食べないうちに東京に戻られねばならない時間となり、会場を後にした。彼に炊き込みご飯のおにぎりを持たすことが出来たのは良かったと思う。

僕が成人式の時は特に何もしなかった。何もしない…というのも変な言い方だった。特に成人式に出たり写真を撮ったりしなかった。…って、思い出すとその当時付き合ってきた芸術系の学校に通っていた女の子のに、成人の日の休日に駅や公園で写真を撮ってもらったのだった。なので僕はただ成人式に行かなかっただけか…。

思えば、その頃から僕は急速に馬鹿になっていったように思う。馬鹿になる…というのは知恵がつかなくなる訳ではない。分別や考察力が充分につかないうちにイキがって行動する変な行動力が身についてきたのだ。その結果、調子に乗って馬鹿なことを平気でやるようになってくるのだ。

こうした「馬鹿な振る舞いを招く行動力」により、良かったこともあるのだろうけど、やはり分別を持ったうえでしっかりと行動することの方が偉い。

子供たちには昔の父親のような「イキがっただけの馬鹿な若者」にはならずに、しっかりと行動して欲しい…そんなことをカラオケ屋で乱痴気騒ぎをしながら思ったりしていた。