今夜は仕事から帰宅して、先週末に作っていた「鍋物っぽいもの」を温めて食べている。雑節と昆布の出汁に豚肉やら玉葱を入れていたやつ。
昨夜はここに豆腐と追加の肉を加えて「肉豆腐鍋」のようなものつついていたのだけど、引き続き今夜もその残りを食べている。
冬の寒さのイイところの一つは「作った料理が傷みにくいので数日に渡って食べることが出来る」ということだ。翌日には具材を足しながら食べる鍋というものは「貧相な農家で囲炉裏で温めた汁物を数日のメシの菜にする」というような楽しみがある。
…と健気なことを言ってみても「貧乏料理であること」には変わりないのだけど、僕が独りで食べる料理なんていうものは割とこんな感じでいいのだ。
昨夜も今夜も煮過ぎた豆腐に柑橘の汁と醤油をかけて食べている。そう言えば、若い頃から僕はポン酢を好んでいた。
7〜8年前までは「やけに好きな市販のポン酢」というのもあったのだが、評判のいい市販のポン酢の成分を見てみると「ほぼ全てのものにアミノ酸調味料がたっぷりと含まれていた」ので、この数年は柑橘の搾り汁と醤油で鍋物を食べている。市販のポン酢は全く買わなくなった。
写真はこの年末に田舎から送られてきた柚子を搾った時のもの。
僕の田舎からは毎年、庭になる柚子が送られてくるが、これがまた種ばかり多くて果汁はほとんどとれない。これが「柚子の育て方によるものなのかそういう品種なのか?」はよく分からないが、写真を見てもまあ、種ばかり多いこと!
実家からの柚子がバサバサで汁気がないことは経験的に分かっているので、この柚子は皮を薄く剥いたものをみじん切りにしてから干して、薬味として使用することにしている。
柚子の搾り汁は昨夜全て使ってしまったので、今夜は冷蔵庫にあった市販のレモン汁と醤油で鍋物を食べた。
濃縮還元の加工品であるが、これも割といい。何より安い!安価に果汁たっぷりな柑橘が出回っている時に使うべきものではないが、余り物のような料理を彩るにはこういうのものも役に立つ。