少し前のことだが、今年2度目となる青豆御飯を炊いた。
豆御飯は好物ではあるが、1シーズンに一度炊くくらいで今年のように2度目を炊くのは珍しいことだと思う。食べ盛りの娘が度々御飯を食べに来ていたり、娘の弁当を作っていた頃には複数回炊いていたように思うが、それも随分と昔のことのだと思うようになった。
2度目の豆御飯となった理由は明快だ。単に安い青豆を見つけたから。青豆を炊き込みご飯にしなくても、別に茹でて何か別の料理にしてもいいのだけど「青豆料理の王道は豆御飯」だと思うので御飯にしたのだ。
今回は軽く塩茹でにした青豆を鍋が沸騰したあたりで加えた。豆の茹で汁には酒と塩を加えていて、その煮汁でご飯を炊くのだから、豆を加える前からほんのりと豆の香りが漂っていた。
この日は酒を飲んでいたので、味見程度に一口か二口御飯をつまみ、残りはタッパーに詰めて冷凍した。僕は基本的には炊きたての飯ばかりを食べていたい。そのため、なるべく食べる都度に炊飯したいのだが、多くの量を炊いた方が美味しい気がするので、まとめ炊きをしてしまう。そのため、冷凍する御飯の量も増えるのだ。
こうして炊いた豆御飯は翌日の昼御飯となった。タッパーに詰めた冷凍のものを職場の電子レンジで温めて食べた。
前夜に炊いたものだが、朝炊いて弁当にしたものよりも、炊きたてをすぐに冷凍してレンジで温めた飯の方が美味しい。ただ、豆の香りは冷凍せずに食べた方が何倍もしっかりとしているように思った。
豆御飯を食べ、茹でた空豆を喜んでいたらもう梅雨だ。青い豆の季節はこの後、枝豆へと移っていき、まだ続くのだけど青豆(グリーンピース)はそろそろ終わりかと思うと、少し淋しい。