エンジョイDIY

DIYが好きだ。

この言葉には大人になるまで馴染みがなく、25歳くらいになってから知った言葉だ。

言葉の通り「Do It Yourself」で言うなら、一般に比べると僕は相当に自分自身でやっていることが多い。

広義のDIYの日曜大工から、日々の食事も自分で作ることが大半だ。酒を飲みに行くこともあまりなく、自宅で酒を飲んでいる。

流石に酒を醸造したり、蒸留することはまだないが、今日は酒の相棒であるソーダ水のDIYについて記そうと思う。



数年前から、思い起こすと学生の頃からウィスキーソーダが好きだった。当時は金もないので、焼酎のお湯割りを飲む機会も多かったが、好きなのはウィスキーのソーダ割だった。

バーボンソーダとかウィスキーのソーダ割という呼び方が一般的で「ハイボール」という呼び名は前時代的な古臭い呼び方だったか、当時から懐古主義なところがあった僕は、バーでも「○○をハイボールにしてください」とオーダーしていた。ウィスキーは水割りか、好きな人はロックで飲むのが主流だったように思う。

下宿で酒を飲むときにもウィスキーとソーダ水を買ってくるのだけど、当時はペットボトルに入ったソーダ水など売っていなくて、酒屋でガラス瓶に入ったサントリーのクラブソーダを買ってきていた。このガラス瓶を捨てるのが面倒で面倒で…。

ガラス瓶の回収日も度々あるわけではないし、瓶も重いし…と随分と不便だったけど、ブルーのラインの入ったクラブソーダの瓶はとても懐かしく当時の空気感と一緒に思い出される。

さて、そんなソーダ水、そしてハイボールも今はとても身近なものになった。12〜13年くらい前だろうか?サントリーハイボール販売戦略大当たりし、ハイボールは本当にどこでも飲めるものになったし、炭酸水も簡単に手に入るようになった。コンビニでよく冷えた強炭酸のものを買えるなんてハイボール好きには天国のような環境だ。


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そんなソーダ水を、もっと身近なものにしてやろうと数年前から考えていた。

そこでネットの情報では「安価に強炭酸水が作れる」と評判の緑ボンベの炭酸ガスで炭酸水を作れる道具を揃えたのだ。

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このシステムを揃えてから一週間になるのだけど、なかなか難しい。今現在、満足する炭酸水を飲めていない。

ハイボールのグラスのそこからボコボコと大粒の炭酸の泡が出でくる炭酸水ではないのだ。一応、炭酸ガスを含んだ炭酸水を自宅で作ることが出来ている…という有様だ。

一週間、試行錯誤を続け、少しずつ炭酸の強さは増してきている。水をよく冷やすこと、ガスの圧力を高めること、撹拌して炭酸ガスを水に溶け込ませること、そしてその炭酸ガスが水としっかり結合して簡単に気が抜けないようにすること。

納得の行く炭酸水を作るまでの道程はまだまだ長い。