この一年を振り返る【生活全般】

ブログにて、この一年を振り返るならば、一番大きなことは生まれて初めてブログを始めたということ。

その時その時の気分によるが感じたことを書き留めるには便利で面白い機能だと思う。しかし、これから記す振り返りは特にブログを振り返るものではないし、ブログ外のことに焦点を合わせるものでもない。

ブログを書く今の瞬間に考える事を記すだけだ。


しかし、この一年をきちんと振り返るなら、何にしても新型コロナの影響によるものを避けることは出来ないと思う。世の中的にはコロナ禍によって失われたものももたらされたもの、両方とても大きい。

コロナ禍における政府や行政、企業や人々の反応には閉口するものばかりの一年だった。不満や悪口を書こうと思えばとめどなく出てくる。しかし、僕個人の生活についてはコロナが流行ったお陰で楽しいことばかりだった。

そんな観点で一年を振り返りたいと思う。


まず、今年はアホな行事や意味の分からん「無責任に消費を促すだけの動き」が減って本当に楽しい一年だった。これが景気の低迷に繋がり、僕の年収と下がる要因の一つになり得ることは分かっているが、いつかは必要なことだ。

前年収を守るために、既に破綻している消費意識を無理矢理に維持させるのは、その後の不幸を大きくするだけだ。

このブログに3月頃記したのだが、コロナが一つ大きな洗濯をしてくれたように思う。改革や革命にはそれなりの苦痛や苦労や犠牲を伴うものだ。これもまあ、僕自身、大きな被害を被っていないから言えるだけとことなのだけど…。

それでも、近年の日本の価値観を転換させることは必要だと思っていたので、神が与えたチャンスのようにすら思えるのだ。


休みになったから遠出をして遊んだ気持ちになりたい!
大勢で大して美味しくもない外食をして、楽しい気持ちに浸りたい。


そんな事も単に享楽的ではあるけど、それなりに楽しいことは分かっている。しかし、そんな楽しさに浸って自分の力で日々の生活を豊かにすることを多くの人は放棄していた。

どうでもいい外食をやめてウチで食べる人が増えたこと。
このことは僕に「スーパーの品揃えがよくなる」という利益をもたらした。

そして、余計な会食や付合い宴会に呼ばれる機会もなくなった。お陰で、ゆっくりと自分の時間を持てるようになった。


これまで以上に自分と向き合うようになってからの生活で改めて大きく感じることは「塩」の存在感だ。

…………いきなり「塩」???

おかしな事を言うようだが、今年になって以前に増して熱い風呂にゆっくりと浸かるようになった。どっぷりと汗をかくと体内の悪いものが出ていくような気持ちになる。

悪いものとともに水分も塩分も体の外へと失われていく。
この喪失感が飲物や食べ物を美味しく感じさせてくれる。

体から塩分を排泄すること。そして失われた塩分を摂取すること。こうした循環が生活であるように思うのだ。

これは、余計な心配やら知識によるストレスのせいで回転の鈍った頭を、睡眠を取ることでスッキリと断捨離させて、朝からまた新たに知識を詰め込む行為とも同じだと思う。