この一年を振り返る【食べたもの】

日々の楽しみの多くが「食べること」にある。

単なる食いしん坊と言われれば何も否定しないし、美味しいと感じるものを自分で作って(時には探し出して)、食べるのが本当に生活の楽しみの大部分を占めている。


…と言ったところで、あまりに値の張るものをたまにでも食べたい…とか、胃や肝臓といった内臓に負担をかけることはあっても、財布には極力負担をかけずに日々美味しくものを食べたい…と望んでいるのだから、僕は「世に言うグルメ」ではない。


それでも「食いしん坊」としては、今年、口にして初めて美味しいと感動したものやら、何度も食べているけど、改めてやはり美味しいと思ったものを書き連ねておく。


■鰹の塩たたき
■海老の塩茹で全般
■貝を食べること全般
■熟成させた魚の刺身及び、その湯漬け
■自分で漬けた漬物及び、その茶漬け
■なんでもいいので刺身の茶漬け
■手巻き寿司の賑やかな楽しさ
■愛知県の焼き海苔
■各種天麩羅(外で食べてないので自家製)
■法蓮草と豚肉の常夜鍋(翌日の豚汁)
■レモンとバターのスパゲッティ
■冷たく冷やした胡瓜のサンドウイッチ
■東京有楽町のラーメン
■銀座のカキフライ定食
■厚焼き玉子のサンドウイッチ
■水天宮の肉うどんとおむすび
■気合を入れて作ったカレーライス
■有楽町の大盛り昭和スパゲッティ
■自家製の炭酸水
■高知のトマト
■ヒラマサのカマ焼き
■塩漬け鱈子を焼いたもの
■イタヤ貝全般
■牡蠣のオイル煮
■胡瓜(スーヨー限定)
■肝硬変レバー
イタリアンパセリ
■炊きたての銀シャリ
高津川の鮎
■菜の花の辛子和え(というか茹で汁)
■宮川の鶏肉全て
■柔らかい山葵の醤油漬け
■芹のおひたし
■静岡鷹匠のピザパイ
高津川の藻屑蟹
■デリーのカレー
■ナイルのカレー
アメリカンチェリー
■トップスのチョコレートケーキ
■からすみバター
■カリフラワーの塩茹で
■アスパラガスの塩茹で


…ぱっと思いつくものを挙げたけど、考えればもっと出てくるくらいに僕は食いしん坊だ。
だいたい思いついた順に記したから、今時点の美味いものランキングが上記のとおりなんだろうと思う。

気分に任せて書いたものだから、ちゃんとしたランキングではないのだけど…。

ちゃんとしたランキングなんて出せるわけない。酒を飲みたいのか?腹いっぱいメシを食べたいのか?そのどちらかだとしても、誰といつ食べるのか?でランキングなんて変わる。上記に記したものは「単に今年の気分の記録」にすぎない。


それぞれのメニューに思い出と背景がある。
背景なくして、それを美味いと感じたとしても思い出には残らない。だから他人見たところで、そしてそれを食べたところで、その人の口に合うかどうかは分からない。

「人はその人の食べたもので出来ている」
あまり好きではない企業の「ものを売りつけるための文句」であるが、よく出来た言葉だ。

僕はこうしたものを喜んで食べて、その喜びで成り立っている。来年はどんな喜びを感じるのか?その背景には何が待っているのだろう。

期待をしつつ、一年を振り返る夜を過ごしている。