桜の思い出

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一昨日のことだが、梅雨の合間の晴れた日(と言っても晴れ渡ってはいなかったが)に公園に出掛けた。

友達が車に乗っていたので、車に乗って隣町より更に向こうの大きな公園に行ったのだ。

この公園に来るのは6年ぶりくらいだろうか?
仕事で何度も足を運んでいた時期もあったし、息子と二人でやって来て、ボール蹴りとかしていたこともあった。


さて、そんな公園で僕の目を引いたのは桜の実。
サクランボと言えばサクランボなのだろうけど、食べて美味しいものではない。

幼い頃に住んでいた家のそばには大きな桜並木があった。春になると当たり前のように爛漫に咲き誇る桜を楽しんだし、夏になると蝉の大合唱が聞こえてきた。

そして、5月から6月頃には、食べても美味しくない小振りのサクランボを採っては潰して遊んだりしていた。とても懐かしく思い出される。

そして、このくらいの時期だったと思うのだけど、桜の木に小型のカミキリムシが沢山いた。本当に小さなやつで、パキパキと固いよろいのようなボディーではなく、茶色く柔らかいやつだった。

桜の葉の上に普通にいたりするものだから、僕は簡単にそいつらを捕まえて、虫籠に入れたりして遊んでいた。

その後、引っ越した先にも桜の木があり、その桜にも件のカミキリムシがいたので、割とどこにでも普通にいる虫なのだろう…と当時は思っていた。

桜のことを考えると、この虫のこともセットで思い出す。

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写真はネットでの拾いもの。
気になったのでネットで調べてみたけど、なかなかそのカミキリムシが何者なのか分からなかった。
ようやく辿り着いた情報によると「モモグロハナカミキリ」と言うらしい。このくらいの時期に田舎に帰ることなんてなかったから、本当に小学生の頃に見たのを最後にその後はこの虫を見ていないのかも知れない。そう思うと無性にこいつを捕まえたくなるものである。