自分で試して辿り着くこと

本当につまらん話なのだけど、しばらく前にネットで見た記事が気になった。

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食パンに溶けるチーズとマヨネーズを混ぜて焼くと……というやつだ。

チーズトーストは美味しいと思うし、この食物にケチをつけるつもりなどないが、コレをツイートした人は「なぜ義務教育で教えてくれない?」ということを書いていた。

ツイッターは面白半分に書くものだから、ツイート主もふざけて書いていることなのだけど「本気で義務教育で教えるべきだ!なんて考える馬鹿」がいそうで怖い。

トーストを焼くときにチーズだけを乗せるのではなく、何らかの油分が加わった方がチーズが柔らかく伸びることなんて、僕は小4の時にはとっくに知っていた。

そんな事は誰かに教わった訳もなく、パンにチーズを乗せただけのチーズトーストを作る際に「これに何かを足してみればどうなるのだろうか?」なんて思いつきからの試行錯誤で知ったことだ。小学生の僕なりに、少しでも美味しくなる方法はないのか?と考えた末に知っただけのことだ。


何をやるにしても、まずはネットでやり方を調べるやつがいる。そんなやつは本当に多いのだろう。あらゆることに対してマニュアルを求める。自分で考えることを放棄した「まさに馬鹿」のようなやつ。


未知の世界に一歩を踏み出す時にはマニュアルに頼りたい気持ちも分かる。しかし、チーズをパンに乗せて焼くだけの「調理過程なんて殆ど無いやっつけメシ」みたいなものにおいても、今の若者は試行錯誤中なんてせずに、はなからマニュアルのように人から教えて貰うことを当たり前のように思っているのだろう。

そのうちに「白いご飯に生卵と醤油をかけて食べると凄く美味しいのだけど、これをなぜ義務教育で教えない??」なんて言う馬鹿が現れそうだし、その先には「ご飯はレンチンしたパックのものよりも炊きたてのもの方が美味しいのだけど、これをなぜ…(以下省略)」なんて、どうしようもないツイートが出てくるように思う。