【モノ】オックスフォードのボタンダウンシャツ

華美なものであってもなくても、使いやすくて日々の生活に溶け込んでいる好きなモノについて記す。


アメリカントラッド…って言葉は少し変だな、アメリカにはそれ程の歴史もないじゃないか?と思うのだけど、日本に洋服が入ってくるよりもずっと前から洋服を着ている国なので「アメリカにも伝統的な服飾がある」ことに気が付いた。

話を本題に戻すのだけど、僕はアメリカントラッド風のボタンダウンシャツが好きだ。


僕の職場は服装にそんなにうるさくない。だからと言ってスウエットや短パンで出掛けてもいいくらいにリバティではないのだけど、なんかジャケットっぽいものを着て長ズボンを穿いてネクタイを締めておけばオッケー!…程度のユルさというか自由度で、ピシピシにスーツを着ていなくても許される職場である。

そんな職場環境なので、仕事の時のシャツは白のブロードでもなく、色のついたボタンダウンも着る。そして、仕事を離れたプライベートでもボタンダウンを着る。

夏の間は、風呂上がりにオックスフォードのボタンダウンを着るのが好きだ。コシのあるオックスフォード生地の肌触りが好きなのだ。そのまま寝るので、夏の間は寝間着もボタンダウンシャツになるくらいだ。


寝間着にするボタンダウンは、もう15年くらい前にイオンだったかイトーヨーカドーだったか、そんな感じのスーパーで買ったプライベートブランドのもので一着1,980円とかだったと思う。

雑誌で絶賛されていたので一気に5着買ったのだけど、絶賛されているほどのクオリティではなかった。「まあまあ」というものだったのだけど、このシャツは安いから夏場に海に出掛ける時にもよく羽織っていたし、冬場のインナー的なシャツとしてもよく着た。

使用頻度が高いから、生地はもうクタクタに柔らかくなっているし、モノによっては襟なんかは擦り切れ始めている。そんな古くなったシャツを寝間着にするのだから、夏場は一週間、一日24時間×7日間=168時間のうち、130時間くらいはボタンダウンを着ているのかも知れない。


仕事に行く時とか、プライベート(寝間着ではない)の時はブルックスブラザーズのボタンダウンを着る。洗練されていないアメリカ生まれのシャツという感じが好きだ。

イタリア製の立体裁断のものなんかの方がエレガントだしセクシーで、比べ物にならないくらいにシャツとしてはカッコいいのだけど値段もずっと高い。

程よい野暮ったさ…と言うとブルックスに失礼でもあるが、そんなダサさが僕は好きだ。