8月に入ると同時に夏休みをとった。
楽しいバケーションだったが、それから勤務先でリモートワークが推奨されるようになった。リモートワークでの作業効率の低下は明白だった。作業効率の低下というより、部署の仕事に向き合うクオリティの低下という方が正しいかも知れない。
そのせいばかりではないが、未だに夏が終わらずにダラダラと夏の余韻を引き摺っているような気になる。
時折、秋らしい風が吹いたり、虫の音が聞こえると秋の訪れを感じるのだけど、やはり残暑が厳しい日になると、体がまだ夏が終わっていないと反応しているように思う。
本当にエアコンを使わずに快適に過ごせる日が続くようになって、ようやく秋になったと心身ともに感じるのであろう。従って、秋の到来は10月半ばくらいになるのだろうか?
お盆が終わってからの2ヶ月くらいの間は、頭は秋が来たものだと思い込もうとすれど体は秋を認めないという季節の端境期になる。この間は着るものとピシッとキマらない。
夏が終わるのだから、短パンやビーサンは片付けて、秋の装いに移りたいのだがやはり暑い。快適さを優先すると10月半ばまではビーサンが必要なのだ。しかし、この期間の季節感と来て着るもののアンバランスな不快感は年間で一番だと思う。
他の季節を考えてみよう。
秋から冬になる時。
ニットを着たり、コートを出したり、少しくらい先取りした次の季節のファッションで出歩いていてもそんなに野暮ではない。むしろ先取り感があってお洒落であるくらいだ。
同じことが春から夏についても言える。
早めに夏らしい格好をしていても、それほどおかしくはない。巨漢の白人旅行者にありがちな「3月なのにタンクトップと短パン」みたいなのだと先取りしすぎていて頭のおかしい人に思われるだろうけど…。
では冬から春はどうだろうか?
3月下旬にもなってダウンを来てウロウロしている人を見るとダサいなあ…と思う。勿論、季節外れの雪が降るときとか北国に旅する時は含まない。
暦の上では春なのに、体感環境はまだ冬。という事はよくある。しかし、寒い4月出会ってもインナーに暖かなものを着るとか少し工夫すれば、そこまで不快にならずに季節にあったファッションを楽しめると思う。
しかし、夏から秋はどうにもダメだ。
僕は夏の暑い盛りにも基本的には長袖のシャツを着るのだけど、短パンとビーサンはやめられない。