2023年2月20日の出来事

もう数日前のことだが、松本零士が亡くなった。僕は特別に氏の愛読者という訳でもないが「銀河鉄道999」は全巻持っているし、その他にも「戦場漫画シリーズ」とか「男おいどん」など数冊を持っている。

宇宙戦艦ヤマトハーロックは幼い頃テレビでやっていて、おばあちゃんと一緒に見ていた記憶があるが、何分幼すぎた頃のことなので内容までは覚えていない。

 

そんな訃報を知った着後、長女から「志望校合格」の吉報が届いた。長女の高校生活は部活に勉強にと、だらしない僕の高校生活と比べると比較にならないくらい一生懸命に密度の濃い生活を送っていたように見える。そんな一生懸命ぶりが形となる成果として残ったことは、僕は当事者ではないのだけど本当に嬉しく思う。

 

娘は実家を出て、一人暮らしを始める。…って、一年前に大学生になった長男と暮らす予定なので二人暮らしだった。

一人と二人では大きく違うのだけど、家賃や食費などの生活費は自分たちで工面して生活していくことになる。

松本零士の作品「男おいどん」を読んだのは大人になってから。今と比べると世の中も学生も遥かに裕福で享楽的に過ごしていた90年代に学生生活を送った当時の僕が「男おいどん」を読んでも、あまりにダサくて前時代的なものだと捉えただろう。

今のほうが、スマホを代表とする便利なものは揃っているが、世の中の世知辛さは「男おいどん」に共感する点はあるのかも知れない。

娘の大学合格と松本零士の訃報を同時に聞いて、そんなことを思ったりした。