本 書籍

鮨の本

非常に短絡的な「御馳走思考」を持っているから、僕のウチに家族が集まって賑やかに食事を摂るときの献立は「天麩羅、手巻き寿司、鍋物」であることが多い。 これは「御馳走思考」でもあるが「御馳走志向」とか「御馳走嗜好」とも呼べるのかも知れない。 先…

捨てる神あれば拾う神あり。

沼津に越してきてから一月半くらい経った頃だったかと思うが、僕は古本屋で一冊の本を買った。それは「まんが日本昔話」の絵本で、常田冨士夫と市原悦子のナレーションが素晴らしい名作アニメである。 僕が幼稚園の頃、おじいちゃんが絵本を買ってくれ、毎週…

ブラックジャック展の感想②

展覧会を出たらすぐにお土産売場があった。これは素晴らしい原稿を見た余韻をブチ壊すものだった。ゲスな守銭奴に会ったようで残念に感じた。 旅行に行ったら何か買って帰らないといけない…そんな売手の洗脳作戦には嫌悪を感じる。 その場に行かないと接する…

ブラックジャック展の感想

11月頭の連休は東京に住むガキどもの下宿を根城にして楽しい時を過ごしていた。今日はその中でも特に印象深かったブラックジャック展について記す。 長男と共に、六本木の高層ビルで開催されていた展覧会に足を運んだのだが、入場料はたしか2,500円(長男は学…

2023年2月20日の出来事

もう数日前のことだが、松本零士が亡くなった。僕は特別に氏の愛読者という訳でもないが「銀河鉄道999」は全巻持っているし、その他にも「戦場漫画シリーズ」とか「男おいどん」など数冊を持っている。 宇宙戦艦ヤマトやハーロックは幼い頃テレビでやってい…

手塚治虫という天才

僕がわざわざ語るまでもないことだが、僕は手塚治虫という作家を「間違いなく天才」だと思っている。 これは小学校高学年あたりから氏の作品に心酔し、今では頻度は随分と少なくなったが、手塚漫画に接する度に思うことだし、歳を取れば取るだけ「やはり彼は…

家庭菜園のこと

このところ、このブログに家庭菜園のことばかり書いているのだけど、僕の「オープンに出来る楽しみ」の多くが家庭菜園のことなのだから、この偏りも仕方ないと思っていただきたい。ここ最近の食卓には家庭菜園の収穫物がよく上っている。とんでもないほどに…

22年版 シソイッパイニナアレ

先週の金曜日から始まったゴールデンウイークも中盤である。前半は東京に出掛けて息子や友人との邂逅にウエイトを置いて過ごしていた。特別に計画を立てている訳ではないが、残りのゴールデンウイークは普段やり残している事を丁寧にこなして過ごしたいと思…

【読書】子供の頃に読んだ本

子供の頃に読んだ本で印象に残っているものというのは、その後その内容を忘れていても、やはり心の奥底に深く刻まれているものだと思う。 思い返してみると、僕の育った環境は読書をするには恵まれていたのだろう。学校の図書室はある程度当たり前のもの(み…

テイネイナセイカツ

もう何年か前のことである。仲の良い「漬物舎弟≒頻繁に飲む飲み友達≒生活スタイル全般を語る友達」と喋っていた時のことである。その頃の僕らと言うと、出来合いの惣菜とか出来合いのちょっとしたツマミでお手軽に酒を飲むのは極力避けよう…という意図のもと…

エビフライを作る

昼食にエビフライを作って食べた。先日来、三浦哲郎の「盆土産」読んでからエビフライという料理を愛おしく思っていたことは事実だ。昨日の夜も子供たちと過ごしている時に「盆土産」を音読して聞かせた程だ。しかし、昼御飯にフライを揚げて食べたのにはも…

盆の入りに思うこと

思い出して伯父の蔵書だった鉄腕アトム「ロボット流し」を読む。1年前のお盆の時期にこの作品のことを思い出し、古本屋で探したが見つからず、仕方無しに新品のものを書店で買って来て読んだ。今年、読んでいるのは昨年他界した伯父が持っていたもの。伯父も…

エビフライ

昨日の出来事だが、昼食にエビフライを食べた。スーパーで買って来た出来合いの惣菜で、それほど高価なものではない。しかし、コンビニの弁当等に入っているあからさまな冷凍食品のやつでもない。写真のような親指サイズのものが6つ入って200円ちょっとだっ…

【旅の思い出】思い出す前に…。

「今年の夏の旅」も本当にイイ旅だった。旅の間に考えたことや感じたこと。 それらは「美しかった景色」とか「美味しかった食物「楽しかった友との語らい」「暇な車中で考えさせられたこと」……言い始めたらきりが無いくらいに思い出されるのだけど、そうした…

雨の夜に思い出すこと

梅雨らしい気候が続いている。今日、仕事を終えて帰宅するときには雨は止んで、雨上がりの涼しいような少しムッとするような湿度の高い夜が僕を待っていた。湿度は高いものの、降り続く雨の「打ち水効果?」なのだろうか、そんなに暑くもない夜だった。雨上…

お盆

盆の入である。 盆とはそもそも仏教儀式だから、仏を信じない人には関係もないことだけど、日本では会社が休みになったり、盆と正月は…なんて言葉が生活の中でも生きていたりして、その存在感は割と大きい。基督を信じなくても、鶏肉を食べて幸せな気持ちに…

「いつも春のよう」

この時期に思い出すことの多い言葉である。そしてこれは、あすなひろしの漫画で、最初に接したのは中学生くらいだったか…。大人になって単行本を手に入れて何度も読んだが、やはりいい作品だ。この「いつも春のよう」という漫画と言うよりかは、言葉自体が、…