昨日、久しぶりに映画を見た。
日本人が映画を見る平均頻度を知らないのだが、おそらく僕の映画接触頻度は平均以下なのだろうと思う。だいたい年に1回。
都心に住んでいたときはもう少し多かった。そりゃそうだ。東京では上映しない映画などないし、古い名作などもやっている。こうした点が田舎とは比較にならない都会の文化的なメリットだ。
さて、昨日は「BLUE GIANT」を見た。ジャズについて描かれた漫画があり、それが紙媒体の漫画から音が聴こえてくるようだ!と評されるような作品であることはなんとなく知っていた。そんな程度の認識なので勿論、読んだことはない。
昨年、トランペットを再開してから「ジャズに向き合って」いる。本当はまだ見ていない「SLAM DUNK」を見ようと思っていたのだが、こちらに興味が湧いてきたのだった。
結論から言うと陳腐なものだった。途中、居眠りもした。1,800円のチケット代で銘板CDを買ったほうがジャズに深く接することが出来る。
ジャズを知らない人が見るには良いのか?というと、ジャズを誤解する映画ではないかと感じた。ジャズに情熱を注ぐ若者のなんとなく熱血vsクールな葛藤のぶつかり合いみたいなものだけど、口で「ジャズは熱い。プレイで自分をさらけ出せ。」みたいに言うばかりのように感じた。
サントラを手掛けたミュージシャンの演奏はカッコよく感じたが、漫画の画像がそうしたリアルなサウンドを嘘くさいものには貶めているように思った。以上。