いもむしがあらわれた!

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タイトルにした「いもむしがあらわれた」のは今朝の出来事である。

ベランダ菜園にはいくつものプランターがあるのだけど、そのうちの少しには植物を植えていない。これはローテーションでプランターを使っていて、特にものを植えていないプランターではゲソゲソに痩せた砂利のようになった土を再生させているからだ。

作物にもよるのだけど、その植物の天寿を全うしたあとの土は植物たちによって土中の養分はすっかりと吸い上げられて「本当にカス」のようになっているように思う。

そんなゲソゲソな砂利に何かの種を蒔いたところでその種がしっかりと成長していくようにも思えないから、僕はそんな砂利のような土に堆肥やら油粕を混ぜたり、自炊の際の生ゴミを混ぜんこだりしながら素人ながらに土の再生を図っている。

手前の鉢には去年の秋頃に種を埋めたらちゃんと芽を出してきたアボカドが植えられている。アボカドの成長については色々と書いておきたいこともあるのだけど、それはまた別稿で…。

そして写真の奥の方、左側にあるのが「土壌熟成中の空きプランター」なのだけど、そろそろこのプランターも出番を迎えると計画しているので、今朝も何も植えられていない土だけのプランターを移植鏝で混ぜて槌の熟成を促していた。

その時のこと!黒い土の中から見覚えのあるまるまると肥えた白い芋虫が出てきた。

昨年、コガネムシの幼虫どもに痛めつけられた経験を持つ僕は瞬間的にイラッ!とした。「畜生!もうやって来たか、この野郎!」って感じで。

コロッとしたフォルムで能天気に土中から現れる芋虫を見る→敵が現れた!と思う思考回路が僕には確立されているようだ。これは昨年のコガネムシ襲来が本当に痛手だったことによる経験が僕に授けた「経験学習」の成果である。

白い奴を見つけてすぐに臨戦態勢をとった僕はベランダに配備している割箸を手に持ち、割とすぐにそいつをつまみ上げてベランダの外へと放り投げたのだった。

「ベランダ菜園の治安を維持する」という一つの使命を成し遂げた僕は、割りとスッキリして職場へと向かったのだった。つづく。