蟲だぁあ!ウシアブが生きてるぞー! まずい 仲間を呼んでる

一昨日、テレビでナウシカを見たからなのか?明け切らない梅雨のめちゃめちゃに湿度が高くて不快なベランダで菜園の世話をしていたら、そいつがいた。

そいつは山椒の枝の下の方に堂々と居座り、朝から優雅に僕の山椒の若い芽で朝食を摂っていた。

この夏は山椒の鉢のパトロールを強化し、この数週間は毎週10匹くらいの小さなやつをベランダから放り出していた。

アゲハ蝶の幼虫の小さなやつは黒い、すこし育ってくると黒に白が混じってくる。これは葉っぱに落ちた鳥の糞の擬態をしているという、本能とはいえ涙ぐましい生き残り策なのだ。まあ、それを知っていても完無視して容赦なく幼虫にはベランダから出て行ってもらっていた。

そんな風に念入りに駆除したはずなのに、こいつは既に緑の幼虫にまで育っているではないか!どうやって鉄壁の包囲網をかいくぐりここまで大きくなったのだ?!……って、僕のチェックが甘かっただけだけど。

アゲハ蝶の幼虫というやつはめちゃめちゃ大食漢で、既に枝を残してツルッと食べられたものもある。山椒の成長を鑑みれば即刻立ち退いてもらうべきなのだが、この一匹は扶養することにした。

別にナウシカに影響された訳ではない。鉄壁の包囲網をどうにか抜け出したイーサンハントみたいなやつなのだから、その活躍への称賛としてである。