【夏旅】車内での睡眠

昨日から青春18切符を使っての旅に出ている。昨日は始発で都内を発ち、日本海側を通って北に向かうルートを選んだ。

前夜は結局26時くらいに眠ったがその2時間半後にはウチを出るという早起きだったので、列車が出発するなり皆で直ぐに眠るという塩梅。

車中で眠るということは「退屈な思いをしない」「それなりに睡眠不足も解消される」というメリットもあるのだが、途中の車窓からの様子から何かを感じ取ったりものを考えたりしなくなるので、「移動する線を感じ取る旅情溢れた旅」ではなく、「効率を重視した点と点の単なるワープ移動」のようになってしまうという欠点もある。

そして、車中で仮に5時間眠ってもそれは布団での睡眠の5分の1くらいの濃度しかなく、時間をかけて眠った程には睡眠欲は満たされないように思う。しかし、眠いものは眠いので無理して起きることなどなくスヤッと眠ってしまうのだが…。

都内を発って2時間もすると立ち並ぶ住宅の広さや建築間隔なども地方仕様のものになってくる。こうした風景を見るとサラリーマン生活で強張っていた精神が緩んでくるような気がする。

そして都内から3時間も移動すると住宅の佇まいは地方仕様というよりも「田舎仕様」のものが増えてきて、いよいよ「精神の凝り」みたいなものが揉みほぐされてくるように感じる。

都内からはまさに3時間で着く「群馬の水上温泉群」。朝ということもあるが空気が澄んでいて気温の割には風がとても涼しかった。

利根川の源流かと思われる清流沿いの遊歩道を歩き、青臭さの混じった田舎の空気を思い切り吸い込むと旅の楽しさを改めて強く感じた。