チャーハンを食べる

チャーハンという食物のことは、このブログにも何度か書いたことがあるように思う。

普段から僕はチャーハンという食物をそんなに食べる方ではないかと思う。日本人のチャーハン接触頻度というのを知らないが……って、少し気になったのでネットで調べてみたところ、僕の知った情報では「多くの人は月に一度くらいチャーハンを食べる」ようだ。

僕のチャーハン頻度というものは「多分、半年に一度くらい」だろうから、平均と比べると相当に低いように思う。

そもそも米のメシを食べるという時には、白いメシと豪華なのか質素なのかは別としてもそれに合うおかずで食べたいと思うのだから、味の付いたメシを食べたいと思うことが少ない。

そんな「チャーハン興味状態」なのだが、今日はどうにも食べてみたいチャーハンがあり、仕事の都合で今日は弁当も持参していなかったこともあり昼食にチャーハンを食べた。

「チャーハンを食べよう」と思って外の店にやって来たのは人生初のことなのかも知れない。

これまでの僕とチャーハンとの接点について思い出してみると、ラーメンを食べたくてそのついでにかさ増しのような感じでチャーハンのつくセットにするとか、中華メニューでの宴席で終盤に出てきたチャーハンが割当分のようによそわれてそれを食べる…というような自発的ではない接点しかなかったように思う。

自炊の献立としてチャーハンを作ることもないこともないのだが、メシ献立(ライスを中心としたもののこと)というのは基本的に酒に合わないのだから、酒に合う(あるいは白い飯に合う)ということを主眼に組み立てられる僕の日々の食卓献立には滅多にチャーハンは出てこない。

そんな状況で食べたチャーハンではあるが、そいつはとても美味しかった。でも、再々食べたいと思うのかというとそうでもない味だった。ご当地、沼津では「チャーハンの美味い店」として名を馳せている中華食堂のものであったが、度々食べたいと思うものではなかったのだ。

これは僕がチャーハンというものをそんなに好きな訳でもないからに違いない。「美味しいと思うもの」と「頻度高く食べたいと思うもの」はやはり別物なのだ。でも、チャーハンを好きな人にはお薦め出来る逸品なのだろうね。