冬らしいこと

今日から冬期休暇をとっている。会社の公休は年末年始の5日間だが、それより3日早い休み入りである。

8日間もの休みがあるから夏ならば旅にでも出るのだろうが、事件事故やらトラブルが起きると出社せねばならない当番の日も幾日かあるので、僕は休暇の殆どを沼津で過ごすのであろう。

「大晦日や正月と言ったって特に平日と変わらない日だよ」みたいなスタンスをとるようになって何年も経つ。そんなスタンスでいるつもりなのに、やはり大晦日には何だか正月に料理みたいなものを手をかけて作っていたりするし、元日の朝はそんな正月っぽいものを厳かな気持ちで食べてみたりする。スタンスと行動がちぐはぐな年末年始が何年も続いている。

晦日と正月は自宅でゆっくりと過ごす…そうしなければならないような気持ちが僕の本能レベルにでも植え付けられているのではないか?と思うほどだ。

 

今日からの休暇をどう過ごそう?秋に引っ越してきたところだから、大掃除も簡単に済ますことが出来る。まずは掃除だ。部屋を片付ける…という広義の掃除は訳ないが、修理を必要とするCDプレイヤーやらスーツケース、そのままにしていると単なるゴミでしかないものが放りっぱなしになっている。

今年の課題は今年のうちに!掃除用具の広告コピーそのまんまだが、まずは片付けを完了させようと思う。

そう言えば数日前に作っていた「葱鮪汁」が煮凝りになっていた。鍋を真横にしても流れ出ないくらいの「凝り具合」だ。

用いた鮪の粗はスジの部分ばかりだったのだゼラチン質を多く含んでいたのだろう。鮪の粗をたものがゼリーのよう固まるとは思ってもいなかったので驚いたが、大抵の魚の煮汁が煮凝りになることを思うと当たり前のことなのも知れない。

葱鮪汁の鍋は台所に置いたままだったし、特に冷やしたりしていないが、先週から今週にかけてはやはり寒くなった。室温で煮凝りが出来ることを思うと冬らしい気候になったのだと思う。…と言っても全国的に見れば沼津なんて温帯そのものなので、大した寒さでもないのだけど。

そして、そんな暖かいところに過ごしながら風邪をひいている僕。病院で薬をもらってから5日が過ぎるがまだ治っていない。冬らしいことに囲まれて始まる休暇を少しでも楽しく過ごしたい。