懐かしき人たち

昨日は世話になった先輩の送別会を行った。

勤続30年になるその先輩は会社に思うところがあり去っていく。このことには勇気も決断力も必要なことだし、それを僕は羨ましくも思う。

とても仲良くしてもらい、そして暖かく優しい先輩だったので、昨日は語り合える職場仲間も拙宅に招いて宴会を開いた。

14:30頃から始まった宴席は23時過ぎまで続き、10時間近く飲んで食べて楽しく喋った会食は全員ダウンのような形で幕を下ろし、皆がウチに泊まった。

昨夜の献立を忘れぬために書き出しておく。

胡瓜、人参、大根、大根葉の糠漬、山葵漬(とクリームチーズ)、山椒昆布の佃煮、土産物の柴漬、鰤と南鮪と帆立貝の刺身、天麩羅(ピーマン、いんげん、鮎、蓮根、薩摩芋、海老)、白飯、なめこと春菊の味噌汁、ニラと豚肉のカレーなど。

先輩と飲むのは半年ぶりくらいだろうか?職場の部署が同じだった時には週1くらいで一緒に飲んだりしていたように思う。一人の後輩とは2年ぶりくらいの再会。しかし、どこかでしょっちゅう会っていたかのような親近感だ。そしてもう一人の後輩はついこの間までの部下だったので、一緒に飲むのは2か月ぶりくらいだ。

よろよろと朝9時くらいに起き出した僕たちは沼津の中心街を散歩し、その後で電車に乗って隣町の三島をブラブラとした。

かつては同僚だった4人も、そのうちの2人は同僚ではなくなる。実際にこの4人で沼津や三島を散策したことなどなかったし、旅行にも行ったことはない。そして度々会うわけでもないので「懐かしい人」ということになるのだろうけど、親しい親戚と会うような感じで実にほっこりとした時間が流れていた。

1日の多くの時間を割く仕事での繋がりは薄くなるのだが、親しみを感じられる濃度みたいなものはグッと濃くなるように思った。こうした縁は大切にしていきたい。