年末の過ごし方②

年が明けて、今日はもう1月の2日だが昨年末のことを書く。

年末、12/30に遊びに来た客たちは翌31日の昼過ぎに沼津を去った。それからの僕は大晦日らしくもなく、そして正月らしくもない生活を送っている。

久しぶりに、一秒たりとも紅白を見なかったし、まだ年越蕎麦も正月らしい食物口はおろか酒もにしていない。

客が帰ってから、風邪薬を飲んだらやはり眠くなり、大晦日はベッドでうつらうつらしたり、スマホでネット映画を見たりして過ごした。来客の際に「たんぽぽ」を酔っ払いながら見たのだが、伊丹映画が懐かしくなり、大晦日は断片的に違法アップロードされている「マルサの女」やら「ミンボーの女」を見ていた。

世相を知るとか流行りに乗るという点では、紅白を見ながら一年を振り返ってみる…という大晦日の過ごし方も楽しいことなのだろうが、今年はそうしたこと全てが面倒に思えて、普段体験することもないくらいにダラダラと過ごした。

煮しめも作らず、そばつゆも作らず、そんなものを食べたり飲んだりもしない虚無な大晦日。風邪薬による倦怠感が招いたものだ。事前に望んで計画的に送ったものではないのだが、たまにはこうした過ごし方も悪くはない。

日々「やろうとしていること」は「やりたいこと」なのだが、「やりたいと思うように自分で仕向けていること」であることが多い。

人それぞれのキャパシティとか力量というものがあるし、それが大きくて色々なことをこなしている人を羨ましく思ったりもする。しかし、一度そうした荷物みたいなものを全てほっぽりだして、身軽になった状態でのんびり過ごすのもいいものだとも思った。