生活リズム

昨日は沼津魚市場の初競りに出掛けた。僕は水産関係者ではない。しかし、昨日ばかりは仕事の一環でそこへ行かねばならなかったのだ。

初めて目にする市場での魚の競りというものはとても興味深く、発見も多かった。しかし、それ以上に「生活リズム」のことの印象が深かったので今回はそれについて記す。

 

この日、僕は朝の4時半に起きて部下とともにウチからはそんなに遠くもない魚市場に出掛けたのだが、これはキツいものだった。たかだか普段より2〜3時間早く起きるだけなのに。

冬の魚市場は寒い。厚手のコートを着ているのでガタガタするほどではないが、そこに2時間近くいたからだろうか、午前中いっぱいはなんだか寒気がするような状況だった。

そして眠気。眠りたいという気持ちよりも、睡眠不足による不調…というべきなのだろうか。ずっと頭がフルに回転せずなんだか調子よくない状態が一日続いた。

 

こうした不調は「単なる睡眠不足」ではないように僕は捉えている。この前夜は12時前には眠ったので少なくとも4時間半は眠っている。これは充分な時間ではないが、そんな日だってある。そんな日が体調万全、頭脳明晰ではないにしても、昨日の調子の悪さというか不快感は突出していた。

物理的な睡眠時間の満足感も関係はあるだろうが、それ以上に「生活していない時間帯への踏み込み」が不調の要因だと僕は思う。イメージとしては「日中、太陽のもとでは死んでしまう鬼などが、そうした時間帯に駆り出されたよくな感じ」だろうか。ジョジョとか鬼滅みたいに…。

今の僕にとっての朝の4時半は完全に生活時間のゾーン外で、この時間の生活はそこでのパフォーマンスが下がるだけでなく、著しく体力なども消耗する…に違いないし、そう考えるほうが全ての辻褄が会う。

これで僕の不調の原因は解決するのだが、しかし朝4時半日中起きたくらいでそんなに不調になるものなのか?と自分を問い詰めたくもなる。でも、不調になることは事実なので、情けない話だが「今の僕は朝4時半に起きて人並みのパフォーマンスを発揮する事はできない」人間なのだ。

「生活リズム」というものは人それぞれに決めているものであり、市場関係者ならば競りの始まる時間にフルに活動出来るように習慣付いているのだろう。僕が朝10時頃にはそれなりのテンションを保って仕事に臨めるように。

何時にフル活動するのかは人の自由だが、僕自身の「活動できる生活リズム」はもう少し早くなっても良いように思う。沼津に来てから、そして冬が寒くなってきてからというもの、どうも朝の起床時間が遅くなっていることの反省もあるのだろう。

朝4時半とは言わないが、朝の6時半くらいに活動を始めても遜色のないようになりたいようにも思ったりする。