引越したばかりで生活環境もなかなか整わず、それなりに不便なウチに住むと気がつくことがある。本日はその続きを記します。
引越用の段ボール箱にテキトーにぶち込んだ荷物のなかから「製氷皿」が見つからず、冷蔵庫は稼働しているのに氷を自作できずにいる。まだ開いていない箱の中から製氷皿を探せばいいだけなのだけど、面倒なのでコンビニでロックアイスを買ってきた。
これがとても美味い!
原材料である水の質の違いを語れるほど感度の良い舌は持ち合わせていない、悔しいけれど…。でも、買ってきたロックアイスは美味い。
製氷皿の氷よりも一片が大きいからか、溶けるのも遅い気がする。グラスの中の飲み物を冷やしながら、ゆっくりと熔けていく気がするのだ。時間を計った訳でもなく、そんな気がするだけだが、きっとそうだ。
引き締まった氷の質。
これが「ゆっくりと溶けて、しっかり飲み物を冷やす」能力の原動力なのだろう。固く締まった氷であるに違いない。
そして、そのフォルム!
四角い氷ではなくて、それらしい形の氷がグラスに数片入っているだけで気分が良くなるではないか!
そのうちに僕は数多くの荷物の中から製氷皿を見つけるだろう。そうすれば、倹約生活が好きな僕のことだから、ロックアイスを買うことも止めるのだろう。だって、氷に数百円払うなんて…というセコい主婦目線は拭い切れずにいるのだ、その良さを体験しているのだけども…。
でも、少し考えればすぐに分かる「氷の違い」を考えられたのは楽しい機会だった。希望しない引越ではあったのだけど、こうした機会のきっかけになったと思うと、それはそれで楽しい時間だと思うのだけど。
※部屋はまだまだぶっ散らかった状態のだけど、ゆっくりと酒を飲んで、落ち着いてものを考えられる空間だけは確保した。そんな中でのコンビニのロックアイスは思いの外、イイ仕事をしているのです。