亜米利加桜桃

f:id:datetaira:20200531075812j:plain

サンランボの季節がやって来た。

普段、そんなに果物を買うことはないのだが、果物の中でもサンランボが一番好きなので、毎年サンランボは何回か買ってくる。

桜桃忌を迎える6月を待とうかと思っていたのだが、先週あたりから八百屋に並んだ弾けんばかりのアメリカンチェリーを目にするようになり、我慢できずに昨夜いただいたところである。


繊細な佐藤錦とか日本のサンランボ(というか、この場合は桜桃という方がしっくりくる)よりも、大味だとしてもアメリカンチェリーの方をより好む。

可憐で清楚、それでいて凛とした着物姿が似合うような日本美人。それが誰なのかすぐには思い付かないが、日本の桜桃の美味しさをそんな感じだとすると、アメリカンチェリーは大柄なブロンド美女みたいな感じ。華奢でもないしエレガントでもない。決してオードリーヘップバーンみたいな感じではない。敢えて言えば、グラマーなプレイボーイグラビア女…という感じであろうか。

女の好みの話をしているのではない。
日米の桜桃についての比較の話だ。

言葉にすると着物美人の方に軍配があがりそうであるが、僕はプレイメイト的なアメリカンチェリーが好きだ。


明日から6月。桜桃シーズンの到来である。
今年は何度、桜桃を口にするのか分からないが、降る雨と高まる湿度に負けることなく有意義な初夏を楽しみたいと思っている。