梅雨が逝く 夏が来る

今日が7月の最終日だ。


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もう何度も「時の流れの早さ」について書いている。
殊更、今年はいつからいつまでは早くに過ぎた気がするよ…。なんて言うことはなく、歳月の経過を振り返ってみるといつだって早くに時が過ぎたように思う。

考えてみれば、それもそのはずだ。
既に終わって、流れていった時を、今更のように俯瞰で見て、思い出してみるだけなのだから、途中経過も随分と端折られてしまって「あっという間に時間が過ぎていった」ように感じるのだろう。

楽しかったことでも辛かったことでも、強く心に残る出来事を思い返す時は、その時間の経過をあっという間だったとは思いにくくなるだろう。そうした楽しい記憶もだんだん薄まってくるものだ。そうすると「その楽しく過ごした
時間」すら「あっという間に終わってしまった」ように勘違いしてしまう。

逆に辛かったことや嫌なことはなかなか忘れらないものだから、その期間は以外に長かったように感じるのだろう。


僕の住む街はまだ梅雨明けしていない。
明日になるのか明後日になるのか、はたまた週明けになるのか…。一週間くらい前から蝉の音はよく聞こえるが、ギラッとした夏の日差しもなく常にジメジメと湿った空気が流れている。

7月の終わりとともに夏期休暇が始まる。
コロナによる閉塞感、そして明けない梅雨。
夏を楽しむには、逆風の多い状況であるが、楽しい記憶を心に刻む。46年過ごして得た知恵をこうしたところに使わずにどうするんだ?そんな意気込みで夏を過ごそう。