家庭菜園

連休中、ベランダのプランターに大葉の種を植えた。青紫蘇のことである。


日本人の平均的な大葉の消費量を知らないけれど、僕におけるソレはきっと平均を大きく上回ることだろうと思う。

平均すると、僕は週に20枚くらいの大葉を食べているのではないだろうか?スーパーで買ってくる大葉は10枚でワンセットになっている。10枚入のもので98円という設定のものをよく見かける気がする。

そしてその傍らには4〜5組セットのものが150円だとか198円とかで売られている。4枚セットで198円だったとしても1枚単価は半額以下になるのだから、当たり前のように4〜5枚セットのものを買う。


計算してみよう!
10枚で50円。
一週間で20枚。一週間あたり100円。
一年52週間なので、年間で5,200円の大葉を僕は食べていることになる。

これは僕自身の消費量なので、客が来たりして僕以外の人間が僕の家で大葉を消費する量を想定してみると、その倍くらいになるのだろうか?うちの料理には大葉の登場頻度は高い。だとすると、年間で10,000円くらいの大葉を購入している計算になる。

ホームセンターで買ってきた大葉の種は200円。
肥料代を合わせてもおそらく600円くらいの投資になるはずだ。これで一年の大葉を賄えるとすればとても安い。


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植えた種はわずか一週間で芽を出した。
大葉が生命力の強い植物であることはよく知っている。しかし、わずか一週間で元気に芽を出すことには本当に驚いた。昨年植えたパセリの種は随分長いこと芽を出さなかったから…。


大葉の生命力について僕が体験したことを記しておくが、大葉はまずとても大きく育つ。そして育ちきった葉っぱはガシガシに固く、到底美味しく食べられるものではない。スーパーで売られているものは「柔らかく食べ頃な商品価値のあるもの」なのだ。

勿論、大葉自身も「人に美味しく食べられる為に育つ」訳ではなく、本能的に種を残す為に繁殖してくものだから、その葉っぱというのも食べられるためではなく、逞しく光合成を行うために繁られせて行くものだから仕方のないことだ。

そして、育ちきった大葉は種を落とす。
そんな種からも知らないうちに発芽して、次世代の大葉が繁殖していく。田舎の実家の大葉が植えられていた一体は「大葉大国」のようになっていたような気がする。

僕の家庭菜園の大葉もそんな風に繁殖しまくるといいなあ…なんて風にも思う。


さて、家庭菜園の植物を育てることは、前述した安価に野菜を食べられるからだけではなく、それらが育って行くことに大きな楽しみがある。

毎日の成長ぶりを見ながら、ベランダで大葉を摘んで食卓に用意出来る事の楽しさを想像すると…。
って、結局食べたいだけだろ!というちょっとした趣味である。