続 バジルを食べる

2週間前にベランダ菜園のバジルを大量収穫して、バジルペストのスパゲッティにして食べた。

このことは一週間前のこのブログに記していた。

その後のバジルは僕の予想を遥かに上回って成長していて、ワサワサに葉が茂っている。中心の芽を摘み取り枝葉が育つようにしているのだが、枝葉の成長と一本の中心の茎の成長速度が変わらないのだ。

これまでは一本の芽を伸ばすためにバジルは力を注いでいたはずなので、それが二本の枝葉を伸ばすことになると力が分散され、成長速度も半減するものだと思っていた。

しかし、僕のウチのバジルについてはそんなことなどなく、伸びていく葉の量が倍増しただけだった。

そんな訳で朝から多量のバジルの葉を摘み取る。
バジルが簡単に出来ることは分かっていたのだけど、それでもこの成長の速さに驚くし、その量も半端ではない。

これらのバジルは苗ではなく150円くらいの種を買ってきたものである。現在、僕のうちには40本くらいのバジルが生えているから、一本あたり4円で種を蒔いた計算になる。

なのに、スーパーで売られているバジルはなぜあんなに高いのだ⁉ちょっとした量で300円くらいする。まあ、いつも食べるものでもないからロスになる分も多いだろうから、スーパーの価格が高価だからといってバジル農家が儲かるという訳でもないのだけど…。


さて、パッと摘み取ったバジルの葉は40枚くらい。これらを香草としてではなく、野菜として食べる。香り付けのためやアクセントのためではない。ニラレバにニラが入っていたり、八宝菜に人参とかキクラゲが入っているように、具としての食材、普通の菜っ葉を食べるようにバジルを食べるのだ。


実は先週は紫蘇をこんな感じで食べた。
紫蘇の葉も元気に茂り、大きくなり過ぎてガシガシになる前の葉を摘み取ると、あっという間に100枚の大葉が採れた。

これらをどう食べようか?と考えたとき、随分昔に本で読んだ「東海林さだおの紫蘇肉バター丼」みたいなものにして食べた。肉よりも紫蘇が多く、バランスで言うとすき焼きに葱とか春菊が入っているところが紫蘇に置き換わっている感じだ。

野菜としての紫蘇の栄養価は非常に高い。キャベツなんかと比べるとそんなに量を食べるものではないから、栄養価が高かったところで、摂取量は知れている。売っている値段にしてもキャベツ一玉と紫蘇20枚が同じくらいの値段なのだし。


さて、話をバジルに戻す。
多量のバジルを消費せねばならん。義務感での消費だけど、バジルも紫蘇と同様に栄養価が高い。わざわざ高い野菜を買うくらいなら、ベランダに茂っているバジルを無駄にすることなく食べればいいのだ。

そんな訳で朝からガパオライスを作って食べる。
ナンプラーを加えているわけでもないので「バジルと挽肉炒め御飯」とでも呼ぶ方が相応しいのかも知れない。

これにすると40枚近くあったバジルの葉も、それでは足りないくらいに多量に食べられることが分かった。

野菜として、なにかの菜っ葉としてバジルを食べる生活はしばらく続きそうだ。