21年から22年にかけての漬物

昨年の秋も「冬に食べよう」と思う漬物を仕込んだ。

具体的には「蕪」「山葵」「白菜」という僕にとっての冬の漬物御三家である。そう言えば、あと「沢庵」も漬けたのだった。これは忘れかけていた。


蕪については、たしか11月の初旬に漬けたのだけど、今年は夏に手に入れた簡易漬物器を利用したお陰で予想以上に美味しく漬かり、正月を迎える前に食べきってしまった。

大した手間も費用もかからないものなのだから、食べてしまえばまた漬ければいいだけだ。そんなふうに思いながらも、肝心の簡易漬物器は沢庵を漬けたままにしているので使えない状況にあるのを忘れていた。そんな訳で蕪は品切れ状態のまんまだ。


山葵漬も11月の初旬に漬けたように思う。これも食べ頃は11月の下旬にあっという間にやってきて、その時は美味しく食べたのだけどその後は山葵の辛味も抜けてきて、大して美味しくもない山葵を大して美味しくもない蒲鉾と一緒に正月に食べたりした。

話は脇にそれるが「美味しくもない蒲鉾」というのは本当に美味しくもなく、僕はそんなどうでもいい蒲鉾を本当に久しぶりに食べた。

仕事の取引先との付き合いでそこの蒲鉾を買わざるを得なかったので買っただけの蒲鉾なのだが、こんな不味い蒲鉾を食べるくらいなら蒲鉾をを食べないほうがマシだ!と強く思うほどに不味い蒲鉾だった。丸六というところの蒲鉾だ。

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そして、白菜については12月の上旬につけたのであろうか。細かな時期は覚えていないけど、年末から年始にかけて乳酸発酵も進んできて最高に美味くなるように漬け込んだものだ。

白菜の塩漬けを好む人には「単に塩漬けになった生野菜がサラダになったような漬物」を好む人もいる。そんな白菜漬にはそれなりの美味さもあるとは思うが、僕は好きではない。やはり、白菜漬というものはある程度の酸味が出てきて、そしてそこからの追加発酵により旨味が出てきてからのものが「正調の白菜漬の喜び」のように思うのだ。