好きな食物について

今朝、久しぶりに刺身の茶漬けを食べた。

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この「刺身の茶漬け」という食物のことを僕がどれ程好きか、そしてそれは「茶漬けではなくて湯漬けである」ということを何度もこのブログに書いたように思う。


昨日はニベを買ってきて、夜はそいつの刺身で酒を飲んだ。ニベという魚にはそんなに馴染みがない。「ニベもない」という言葉で知るくらいで、いつが旬なのかとかどんな姿をしていてどんな生態なのかも知らない。

美味い魚としての話題にも登らないからなのだろうか?昨日は大振りの切身がとても安く売られていた。僕が大好きな半額セールではない。普通にとても安かったのだ。


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そんなニベの刺身は歯応えこそないが身には旨味があり美味しかった。……と言ってみたが、白身魚の身上は歯応えである。甘く上品な味だったので「美味しかった」と評してしまったが、それほど美味しくもなかったのだろう。

美味しかったら夜のうちにバクバク食べてしまい、今朝のお茶漬けはなかったかも知れない。……と言ってみたが、僕は美味しい魚であっても翌日の茶漬けが楽しみなのでしっかりと我慢して刺身を残すほどだ。ニベの美味しさに関係なく、今朝お茶漬けを食べることは切身を買った時には運命付けられていたのかも知れない。


さて、それ程までに好きな「刺身茶漬け」であるが、随分と久しぶりに食べた。年が明けてから初めてのようにも思う、もう4月だけど。

そんなことから思い返してみると、今年は刺身の茶漬けどころか刺身自体を食べることが減っていた。これは間違いない。

考えられる理由としては
①土日に用事が増えたので魚屋に行く機会が減った。
②庶民的なオカズを作って食べることが増えた。
③倹約意識から無意識に刺身を敬遠していた。

こんなところだろうか。

しかし、昨日のニベは大きな切身が500円だった。昨夜刺身を食べて、今朝は茶漬けを食べてもまだ半分残っている。刺身は高い食べ物ではあるが、このニベにおいてはテキトーな惣菜を買ってくるよりも割安なように思う。

なんだか忙しい日が続いてたことを理由に、美味しいものを食べるための工夫をサボってしまっていたようだ。倹約していても美味しいものを食べることは出来る。ものを考えることを止めてはいかんな…。