これも花野菜

この数日、カリフラワーを茹でてそいつにマヨネーズをかけて食べていた。同時に緑黄色野菜というか、アクの強い野菜も身体が欲していた。

正月を挟む休暇の間に特別に怠惰な食生活を送るつもりはないのだけど、なんだかめでたいような気持ちになって普段以上に御馳走を食べるような気がする。

その結果、僕の体内には排出しなくてはならんような毒素が沢山溜まっていっているような気持ちになるのだけど、これは特に正月に限った話でもないはずだから、「体内に悪いものが溜まっている」ような気持ちになるのもこの時期特有のものなのだろうと思う。これは今年に限った話ではないから、本当に季節行事のように僕の体に染み付いた考え方なのだろうけど…。

そんな訳で、年が明けてから僕はやたらに「ニガい野菜」を欲している。別に苦くなくてもいいのだけど、苦みのあるもののほうが「ズンッと身体に効くものを食べているような気」がするのだ。

昨夜は菜の花を食べた。

菜の花という食材は僕はとても好きで、塩茹でしたものを湯から上げて、その茹で汁に割と多量の辛子を溶かし、そのおつゆとともにすすり込むものを「菜の花の辛子和え」として愛している。

菜の花の苦みもとても心地よいものだが、そのおつゆの「出汁加減」なんてものも素晴らしい。昨夜は、こいつを楽しみながら酒を飲んでいたのだけど、「菜の花」なんてその名の通り「花」なのですね。

花野菜について考える一週間だったが、カリフラワーやらブロッコリーよりも直接的な「花」を、僕が愛して食べ続けていたことに気がついた次第。