昆布締めのその後

昨夜、昆布締めのことについて書いたが、わざとらしい旨味がそんなに好きになれず、最後は茶漬け…もとい、湯漬けにしていただいた。

食べる少し前に醤油に浸した昆布締めを熱い湯を注いだメシのうえに乗せる。イサキという魚は簡単に火が通ってしまうので、刺身のうえから湯をかけようものなら簡単に吸物のようになってしまう。

湯漬けにするとお湯のかさが増える分、外連味のある旨味も和らぎ普通に美味い湯漬けとしてサラサラと食べた。

そう言えば、2週間後に我家に人を招いての宴席がある。そこで何かの白身魚の昆布締めを何も説明せずに出してみよう。「何?この旨味?」となるのか、何も気付かれないのか?

化学調味料をたっぷりと振りかけた料理を出すのは僕がやりたくない。鶏ガラスープの素を鶏ガラと呼ぶような生活も僕が送りたくない。しかし、昆布締めによる旨味の追加ならば、僕自身はそんなに食べたいと思わないけど、作ること自体にそんなに嫌悪感は抱かない。色んな人に試してみたいと思う。