夏の熟成魚

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写真は今朝食べた「ヒラマサの湯漬け」だ。

もう、何度もこのブログに書いたことだけど、僕は刺身の茶漬けが好物だ。今朝食べたのは茶漬けではなく、湯漬けなのだけど…。


厳密に言うならば、僕はもう何年も前から魚を熟成させることが好きだ。熟成させて一層と美味しくなった魚を美味しく食べるのが好きなのだ。

冬場の鰤が格別だが、去年はヒラマサを何度も熟成させて楽しんだ。そんなヒラマサの切身が安くに売られていたので躊躇せずに購入し、軽く塩をあてて熟成させていたものである。
 
夏に旬を迎えるヒラマサ。
これまでそんなことを知らずに「鰤に似た魚だからきっと冬が旬をなのだろう」と思いこんでいたが、それは間違いだそうだ。

しかし、実際に自分の口で感じた旨さでは、今回の夏のヒラマサよりも冬に食べたものの方が数段美味しかったように思われた。

まずは今回の熟成が冬ほどうまく出来ていなかったのかも知れぬ。熟成の出来の良し悪しを語れるほど、そもそも夏のヒラマサを食べていない。


作ることでも食べることでも経験を積み、いつの何がどんな美味しさを持つのか?自分自身の引き出しを増やしておくことが大切である。この夏はヒラマサに取り組みたいと思う。