生活道具を購入する時は、割と吟味を重ねてから買う。
無駄遣いをしたくないというケチな性格もあるが、愛することも出来ない道具はすぐに使わなくなるし、そんな道具がウチのスペースを占拠することも心地良くない。
そして「ケチが由来して」、使わないものであっても捨てるのが惜しくなり、なかなか捨てられない。
そんなことで不快な思いをするくらいなら、欲しいものがすぐに手に入らなくてもじっくりと選び抜いてからものを手に入れた方が幸せなように思うし、ものを吟味している間というのもとても楽しい時間なのだ。
…なんて偉そうに書いてみたが、手に入れてきて本当に良かったものもあれば、やはり大して好きになれないものを買ってしまったりもする。
今日は今年手に入れた「道具」について振り返ってみる。
■気に入って使用頻度も高いもの
……。
考えてみたのだけど、こんな風に「ビシッとくるもの」を今年は手に入れていないようだ。食器も特に新しいものは買っていない。
調理器具は幾つか購入したが、気に入ってはいるものの使用頻度はそんなに高くないものばかりだ。
欲しいもので尚且日々の生活でよく使うものはすでに揃っているのだろう。そもそも僕の生活環境は物欲をくすぐられる機会も少ない。これはいい事なのかも知れない。
…と思っていたら、ひとつ思い出した!
「簡易漬物器」だ。
これはホームセンターでテキトーに買ってきたものだけど、本当に簡単に漬物を漬けられるのでよく使っている。この漬物器のおかげで夏からこっち、色々な漬物に挑戦できた。漬物作りに興味のある方には強くお薦めする。
■気に入ってはいるが、そんなに使わないもの
生活に彩りを加えるものとして、幾つかの道具は買った。そうしたものは「季節モノ」が多いから、使用頻度もそんなに多くない。
「鮎を焼くときの串」
「鰹節削りの鉋」
「ケーキを食べるフォーク」
鮎もケーキも食べる頻度は多くないが、こうした道具がその瞬間を一層楽しいものにする。しょっちゅう使うものではないが、多分一生使うものになるだろうからこれらを購入したことは悔いていない。
鰹節鉋は夏に買った。
夏〜秋にかけては、食べる都度に鰹節をおろして食べていたが冬になると美味しい魚が安く出回ってくるのですっかりと使わなくなった。
出汁を取るときの「節」にしても僕は安価な鯖節の削り節を買ってくるので、鉋を使うのは「鰹節」をそのまま食べる時だけになるのだ。しかし、これも一生使うのだろうから減価償却期間は長い。そんな訳で後悔していない。
あと、100円ショップで「プラスチックのスキットルボトル」を買った。これは夏の長旅の際に手に入れたのだけど、その後使っていない。外で酒を飲む機会がないのだ。
しかし、そもそも100円だったし、またいつか使うはずなので、これも手に入れておいてよかったものだろうと思っている。
■買ってみたものの無駄遣いだったもの
「ペットボトルの噴霧器」
「アームバンド」
いずれも100円ショップで買ったものだけど、買ってみたその日に使ってみてから、それ以降は使わずにいる。
安いものだから特に後悔するほどのものでもないのだけど、無駄なガラクタを増やしてしまったという罪悪感はある。使わないのだから捨ててもいいのだけど、もしかしたら何かの役に立つかも知れない…。そんなことを思うと捨てることも出来ず、ものが増えてしまうのだ。