【2021年を振り返る】調味料

今年も残すところあと少しになった。
今夜を含めて4日眠ると2022年である。

このあたりで今年を振り返ってみて、感じたことや思うことを纏めておきたい。今日は「調味料」について記しておく。

今年、僕が新たに取り組んだことやら、今まで通りの生活であっても「調味料」について強く感じたことを以下に挙げておく。


■志しと取り掛かってみることの大きさ

大層なことを挙げたが、実は大したものでもない。
昨日、「数年来の舎弟氏」が遊びに来ており彼と話している中で気が付いたのだけど、僕は今年の正月に「化学調味料を使わない生活」への憧れをこのブログに書いていた。

当時はまだ粉末の鰹出汁とか昆布出汁の調味料をよく使っていた。こうしたものを使わない生活に憧れていたのだけど、そんな生活への道程はそれはそれは遠く険しいものだと感じていたようだ、ブログによると。

そんなことを記してから約一年になる僕の食卓からは化学調味料がすっかりと減った。

ソースやマヨネーズなどは市販のものを使うけど、粉末の出汁の出番はほとんどなくなった。鰹やら鯖の「節」だったり昆布でとった出汁の旨さは素晴らしい。

粉末の化学調味料の旨味は便利だけど、やはり「too muchな外連味」に溢れた味なのだ。旨味は認めるが、嘘くささが拭いきれない味なのだ。

これを大きく実感するのが「ポン酢」である。
僕の食卓はすっかりと和食中心となった。これは化学調味料とは関係なく、テーブルやら家具の生活空間に拠るところが大きい。このあたりは、また別項に記そう。

和食を食べているとポン酢もそれなりに活躍するのだけど、僕はこの20年くらい好きだった市販の瓶入りのポン酢を愛用していたのだが、今後はこいつを買わないことに決めた。

経済的で美味しくていいポン酢なのだろうけど、やはり嘘くさいくらいに旨すぎるのだ。そいつを避けるようになってからは「土佐醤油と柑橘の絞り汁」をポン酢として使っているが、こちらの方が潔い味なのだ。


出汁とポン酢、僕の生活においては大きな位置を占めるものだ。これらについて化学調味料を排除する生活が出来るとは思っていなかった。

何事においても希望を持たないといかん。そして、少しずつであってもそこに近寄るための努力をすることが大切なのだ。そんなことを強く感じた。