弁当作り

弁当を作るということなど、いつものことのようでもあるが、実はとても久しぶりの行為なのだ。

禅問答とか変な屁理屈のようであるが、今朝僕が感じたことを素直に文章にしただけのことだ。

今朝は普段より少し早起きをして、高校生の娘に持たせる弁当をを作った。頑固な彼女は母親との徹底抗戦に入っていて既に数週間は口も聞いていないそうだ。

その背景はここでは語らないが、僕は彼女のために「頼まれればいつでも弁当とメシノ支度くらいはしておこう」と決めた。先週のことである。

そして、今朝は娘に持たすための弁当を作った。

平素、それがどんな出来であろうと僕は週5日の勤務のうち4日くらいは自作の弁当で昼食を摂っている。だから、弁当という部類に入るもの自体は当たり前のようにしょっちゅう作るのだけど、「世に言う弁当っぽい弁当」を作るのはとても久しぶりのことだった。

娘に持たせる弁当は、彼女が幼稚園のときに作って以来のようにも思う。

その時は肉を好きではない彼女のためにオムレツの弁当にしたのだけど、とても喜んでいて、その後何度かせがまれたのだけど、もう一度作ったくらいしか記憶がない。