人の漬けた漬物を食べる。

今回も「前回のブログ記事」の続きである。

https://datetaira.hatenablog.com/entry/2022/08/24/220248

昨夜、僕は末娘からの差し入れ弁当を夕食に食べたのだけど、そこには漬物も入っていた。

弁当容器となったタッパーの片隅、メシの上に乗せられた漬物は中2の娘が漬け込んだものだった。

6月の彼女の誕生日に本人からのリクエストにより「簡易漬物器」を与えたのだが、その後も飽きることなく漬物を漬けているとのことだった。

飽きっぽい性格の娘なので、もうすでに使っていないのかと思っていたのだが、僕の予想に反してフル稼働させていたことはとても嬉しく感じられた。


改善の余地はある漬物だったし、率直に言うと僕の漬けたもののほうが美味い。そりゃそうだ。こちらには数年に渡る経験があるのだから。

しかし、筋のいい末娘のことだ。そのうち僕の漬物が敗北し、彼女に教えを乞う日がそれほど遠くもないような気がした。

「弁当を差し入れてくれる優しさ」そして「漬物という共通の趣味についての頼もしさ」。そんな嬉しくなることの多い夜だった。


まあ、漬物の筋がイイ中2女子というのも、仲間内ではなにも持て囃されないのだろうけど、僕は応援を続ける。