テレビを見て真似する

タイトルだけで見ると「えらくダサいこと」をしているようだが、先日来、テレビに影響されて行動を起こしていることが割とある。

これは先月HDレコーダーを買い、それで普段はあまり見ないテレビ番組を録画してたまに見るようになったことがきっかけだ。

こうした影響のひとつで、僕はしばらく前に文化鍋の蓋を買った。「美味い飯の炊き方」の番組を見たことによるものなのだが、言い訳をすると「重みのある木蓋で蓋をして圧力を高めた方が美味い飯が炊ける」ということはとっくに知っていた。

それは「すきやばし次郎 旬を握る」という僕の愛読書の一つに記されており、7〜8年前にも木蓋を探して何軒かの店を回った記憶がある。この時は文化鍋の直系にピタリとハマるサイズのものがなくて買わずにいたのだけど、それから折に触れて思い出すものの結局買わずにいて、カタカタと音のうるさい純正の鍋蓋で飯を炊いていた。

まあ、木蓋のことを知っていたり、それを買おうとしたことがあったところで、結局はテレビ番組がきっかけで買ったのだから「テレビ影響による木蓋」であることは事実だ。

使用の際には水を満たした薬缶を蓋の上に乗せて更に圧力を高めて飯を炊いている。これは前述の「旬を握る」で得た知識。

こうして炊いた飯が格段に美味いか?というとそこまで大きな差はまだ感じ取っていない。勝ってからまだ10日余りということもあるが、酒を飲むことが多く、まだきちんと気合を入れて飯と向き合っていないからだ。