昨夜は静岡で楽しく酒を飲み、終電で沼津に戻ろうしたが間に合わず、安宿に泊まる夜だった。
結構な量を飲んでいたので、朝6時前に目が覚めた時にはまだ全然酒が抜けておらず、その後の二度寝から目を覚ますと8時35分くらいだった。時間にするとよく寝たものだが、まだ酒の疲れは抜け切っておらず起きるのもダルかったのでダラダラと過ごす。その後、よろよろと起き出し、沼津へと向かった。
梅雨が明けたばかりの街の空気は少しだけ湿度が下がっていた。それでも蒸し暑くて不快な街を歩いていると久しぶりに全国チェーンのラーメン屋を見かけた。
高い料金をとる割には大して美味くもないチェーン店だが、この店は沼津にはない。静岡にいるときは「物質的には特に惹かれるものもない田舎町」だと思っていたが、やはり沼津と比べると色々なものが売られている。だからといって、美味くもないラーメン屋を含め、特に惹かれるものがないことには変わらない。
色々な店があったり、売場が広かったりすると、確かに見ている分にも楽しい。売られているものから感じ取る情報というのもそれなりに面白いものだ。しかし、それらが僕が必要としないのであれば、実際には物理的には何も恵まれていない状態だ。沼津と比べると賑やかで華やかに見える静岡の街を歩きながら「これも全てがハリボテのようなものなのか」と寂しく思った。