旅から自宅に戻るとほっとするが、いつもの日常に引き戻された気がしてとても寂しくなる。これも旅が楽しかったことの証拠のようなものだから「いい旅だった」と捉えよう。そうしないと明日からの仕事が本当に嫌になるから。
帰宅して本当に普通のメシを食べ、梅を干した。7月の土用に干したかったのだが、どうも漬かりが浅いようでまだそんなに赤くなかったので干さずにいた。旅から戻って梅を見ると随分と色付いたように思ったのですぐに干したのだ。
昨夜はウイスキーを飲みながら瓶から梅を取り出しては皮を破らぬように気を付けながら笊に並べていった。今年は梅が不作だと言う話はよく聞いたし、僕の買った梅も例年のものよりもずっと高かった。単価で言うと一球あたり100円はするものなので大切に育てている。笊に並べておいたものは今朝からベランダに出した。
ベランダのプランター菜園は全く無事だった。紫蘇の葉は全く食欲をそそらないくらいに固くなっているが、植物としては特にダメージを受けた様子もなく元気にしていた。
カレーリーフ、山椒、イタリアンパセリも元気。漬物やらプランター菜園の世話を久しぶりにしていると「いつもの日常感」が一層増してくる。こうした平凡な生活があるから旅も格別なものになるのだ…と思うようにしている。
