ベランダ菜園の紫蘇が元気よく育っている。
胡瓜と生姜とともに漬け込む「青柴漬け」、そしてトマトとのサラダなど、僕の食卓をしっかりと支えてくれている。
平均してみると、だいたい週に40枚程度の大葉が採れる。新鮮この上ないものなので10枚あたり80円くらいだと仮定しよう。すると1週間あたり300円分くらいの紫蘇を僕は外で買うこともなく自給自足出来ている計算になる。
ベランダ自体の環境は沼津に来てから著しく悪くなった。前のウチのベランダが快適過ぎたのだけど、前のウチではベランダにソファーを出して寛いでいたしすくすくと育つ植物をゆっくりと眺める…という年寄りじみた時間も多かった。
今のウチのベランダではプランターの置き場を確保するのが精いっぱいのような状態なので、ベランダでのんびりと寛いだりしないのだが、作物たちが元気よく育ち始めると俄然楽しくなった。人というのは現金なものだ。
3月に蒔いた紫蘇の種だが、葉っぱの色が薄くなってきたので化学肥料を与えておいた。量が多いと茎が溶けるように簡単に枯れていく。適量与えるとあっという間に葉っぱは濃い緑色になってくる。
勝手に生えていたイタリアンパセリも何度も摘み採って食べたが、いよいよ花を咲かせたくて仕方のない状況になってきた。それでも花芯を摘んでしまうのは可哀想な気もするので、ここからはイタリアンパセリの好きなようにさせてやろうと思う。コレも例年のことだけど…。
ベランダの環境は悪くなったが、菜園を楽しめるスペースがあるだけ「マシ」と思うようにしよう。この夏はコガネムシの襲来に悩まされることもないだろう。ベランダ菜園を始めて今年で5年になる。たかがプランターでの土遊びに過ぎないのだが、自分が食べるものを自分で育てるということは本当に楽しい。