先週はインフルエンザに倒れ、おおかた一週間を寝て過ごした。
身体はそれなりに休まったし、引越してきて無意識のうちに高いテンションで過ごしていた「変な勢い」を止めることも出来たように思う。
新生活が始まったが部屋の片付けがなかなか終わらない状態に対して、作業を進めなくてはという義務感に加えて「不必要なまでのリキみ」があったようだ。その歩調で進み始めた足取りはなかなか止めることが出来ず…というか変な足取りで無理矢理に進んでいることにすら気が付いていなかったのだけど、病によって強制的に立ち止まることが出来たような塩梅だ。身体の休養以上に気持ちの休養が出来たように思う。
さて、ようやく日常生活が戻ってきた。この一週間は息子ともども食欲は減退していたこともあり、簡単なものを作って食べていた。キツネ煮麺とか揚げの入っていない煮麺とか…。って、煮麺の頻度が高いが、消化によさそうで尚且つ簡単に作れて体も温まるものということでここに行き着くようだ。
そんなふうに「割とどうでもないもの」を食べているとようやく東京での普通の生活が始まったのだと思う。「ようやく日常生活が戻ってきた」のではあるが、これまでの1ヶ月半は普通の生活のための準備期間というか片付け期間だったように思えるのだ。まだ手を入れるべきところはあるのだが、一応ひととおりの片付けも終わったので、普通の生活がこれから始まるような気がしている。

そんな普通の生活の一環として白菜を漬けた。去年は簡易漬物機で少量を漬けたし、その前の年もそうだったかも知れない。
白菜漬けは飽きない食物ではあるが、樽で漬けるとそれなりに持て余していたので久しく樽では着けていなかった。今年は息子も一緒に住んでいるのでその消費量も倍になるだろうから量を増やした。
乳酸発酵を経て、その乳酸菌が旨味に変わっていくことこそが漬物…だと思っている僕にとって、白菜が食べられるようになるまでは少なくとも一月くらいかかる。酸味が旨味に変わり始めるのはクリスマス前くらいになるのだろうか?
年末から年明けに美味しい白菜漬けを食べようと思うならば11月のうちに白菜を仕込まなくてはならない。11月に入ったあたりから白菜のことが気になっていたが、まだまだ安価な白菜が出回らなく、今日も半玉170円だったが今日を逃すとまたしばらく先のことになりそうだったので一玉半の白菜を買ってきて塩に漬けた。

白菜を切り分けて塩にまぶす…というだけの作業。これは息子にやらせた。塩と野菜だけで乳酸発酵させるものこそが漬物であることを体得させるためだ。
数日すれば水が上がってくるので、その時には白菜を綺麗に並べて重石をかけていく。作業にかかっている時間など延べで30分くらいだろうか?発酵と熟成を促すのに40日くらいを要すがこれは僕たちの作業ではない。
大した手間ではないが放っておくとその時期を逃してしまう作業。これらを疎かにせずに普通の生活に彩りを与えていきたいと思う。