ちょっとした正月の思い出

年末年始に飲んで、そこらに転がしておいた一升瓶の蓋を末娘が欲しがった。

「このピカピカしたやつを貰ってもいい?」

そんな一言だった。


過去によく飲んでいたやつは白い蓋をだったからなのか、彼女の目にはその蓋が新鮮に映ったのだろうか?

その昔、牛乳瓶の蓋をめちゃくちゃ大事に集めていたことも思い出した。一升瓶の蓋はごく一時期だけ集めたこともあったが、残念ながら僕の育った環境に飲兵衛がいなかったから、その収集も直ぐに興味なくなった。


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大したこともないけど、子供の目には宝物のように映るもの。彼女に与えた2つの蓋がどれほど大切にされるのか?もしかしたら、もう飽きて捨てられているのかもしれない。しかし、そんなものに興味を持つ末娘をとても愛おしいと思った。