憂鬱な夜

昨日のことだったか?
関東地区が梅雨入りしたそうだ。

そのお陰(?)なのか、今日は雨の降る夜だ。
梅雨だから当たり前のことなのだが、そんな夜に帰宅して「先日意気揚々と漬け込んだ梅」の様子を見てみた。


………やってしまった!

梅の量が多いので、瓶で塩漬けにしたものと、ホーローの器で塩漬けにしたものとがあるのだけど、ホーローのものに黴が生えていた!

土曜日に塩漬けにしてから放っておいたのが良くなかったのだ。

水が出て、その塩梅酢に浸かっている梅は無事なのだけど、上の方の梅は塩漬けにならずに追熟していき、その上に黴が生えたという有様だ。

瓶で漬けたものは塩が行き渡るように転がしたりしていたので無事なのだけど、ホーローのものは数日、完全に無視していた。するとテキメンに傷む……きちんと面倒を見なかった僕の過失だ。

追熟が進み、あまりに柔らかくなったやつやカビの生えたやつを取り除くと、梅の量は半分くらいなった。今週末には買い足さないといかん…と思うとともに、サボることなく梅のケアをしなくてはならんと決意する夜となった。


そんなこともあり、なんとも気の沈んだ時間を過ごしていると、追い打ちをかけるように良くない話が舞い込んできた。

末娘の試験の結果があまりに芳しく無く、今のままでは到底志望するような学校には行けないということが分かるような連絡だった。

加えて、その末娘が熱中している部活(バスケ)で足を痛めて、接骨院に行く…という夜だった。


ひとつひとつに向き合えば、大したこともない日常のトラブルだし、大きく生活が変わってしまうような出来事でもない。しかし、ジメジメとした梅雨の気候はこうした「大したこともないマイナス出来事」を増長させて憂鬱な気分にさせる効果を持っているようだ。


いかんいかん。
毎年やって来る「ただの梅雨」ではないか!
…と、努めて考えたところで、問題の根本解決にもならない。

たまには憂鬱な気持ちで過ごす夜もあってイイではないか!完全な開き直りだけど、そんなふうに捉えて今夜を過ごそうと思う。


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これは処置後の梅。
これらを脱落者出すことなく、無事に梅干に育て上げたい。昨年初めて漬けた梅干が順調に出来たので、梅干作りを甘く見ていたようだ。油断してはならん。