紫蘇の行方

この春にプランターに紫蘇を植えたこと。
そして、近所の空地と思しきところにも紫蘇の種をバラ蒔いたことは既報のとおりである。

今日はそうした紫蘇たちの様子を記したい。


まず、順調に成長していた近くの工事現場隣の空地の紫蘇が、つい先日ほぼ全滅してしまった。

この紫蘇は大して栄養もなさそうな場所に蒔かれた種なのに何本も元気に生えていて、この先も自生して子孫を増やして行くだろうと期待していた。そして、そんなやつらが他の雑草と一緒に駆除されてしまわないように…と先日も手入れをしたばかりの紫蘇だった。

これが全滅しそうな原因は一重に工事現場の職人たちの配慮に欠いた作業せいである。工事現場に対しての仇討ちについては、機会があればまた記す。

紫蘇がその葉を伸ばして成長していた空地にドカッと工事用のホースが置かれ、そのホースが紫蘇の上で何度となくズリズリと引き摺られ紫蘇は簡単にもぎ千切られたようだ。まぁ、工員たちもそこに紫蘇があることを知らないから仕方のないことなのだけど…。

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おそらく20本くらいは生えていた紫蘇もほぼ全滅だ。
「ほぼ」というには理由があって、工事用のホースの合間から一本なんとかかろうじて生き残っているやつを見つけた。

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葉っぱは砂埃を被ってよれよれではあるが、このまま外的な妨害がなければ成長を続けていくことだろう。

もう一つ「ほぼ」の理由がある。
実は先日、この空地の雑草駆除をした後で「もっと雑草を駆除したい」と思って、100円ショップで剪定バサミを買って来て、抜ききらなかった雑草とか木の枝をチョキチョキやったのだった。

その時に勢い余って、この空地で一番立派に成長してた大振りの紫蘇をちょん切ってしまったのだった。

この時はすごくショックで、良かれと思って与えた肥料で多くの紫蘇を枯らしてしまうし、良かれと思った剪定バサミで立派なやつを切るし…と、結構なショックを受けていた。

ちょん切った紫蘇はずんぐり取りているが、幾重にも葉を広げていたので、ダメ元で自宅のプランターの土に茎ごと突き刺しておいた。数日のうちに次々と葉っぱが萎れていき、枯れていく…。このまま枯れていくのだと思っていたら、どうやら根付く事ができたようだ。

生え抜きのプランター紫蘇とは比べものにならないくらい小さいが、空地から移籍された紫蘇もプランターの中での新生活を始められたようだ。本当に無事で良かった。

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さて、そのほかにも数か所紫蘇の種を蒔いた。
しかし、近所の工事現場をのぞいて、どこからも芽を出さない…と思っていたら、歩きざまに種をバラ蒔いたところにも紫蘇が生きていた。

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こちらは人様の軒下のエアコン室外機の傍でひっそりと暮らす紫蘇。芽を出して無事に育っているのはこの一本のようだ。


以上である。

青紫蘇はウチのプランターに蒔いて余ったものをそこらに蒔いたのだけど、赤紫蘇については生えてくれば最も目立つだろうとの期待から種を何袋も買ってきて、本当に広範囲に渡って蒔いたのだ。

しかし、今現在、何の芽を確認することも出来ず「赤紫蘇の種で発芽するのは1,000粒に1粒にとかなのか?」と疑問を抱くくらいである。