無駄遣いと経済活動

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数年前から目にしていたものだけど、高価な海苔弁が人気で、そんな弁当を売る店に行列が出来ている…ということがニュースになっていた。

1,080円するその弁当は、ニュースによると「相当に贅を尽くした海苔弁」で、皆が行列を作るくらい…とのことだった。


瀬戸内海産の海苔に醤油を塗り、そこに歯ごたえを重視したもち麦入のメシを入れる。これは何でもことのない麦シャリではないか!
そして更に海苔を敷いて、その上には魚のフライと金平ごぼう、沢山のおかずが敷き詰められている!…なんてリポートをやっていた。


この国の食事に対する価格の感覚も相当に狂っているようだ。

前述の海苔弁の作り方なんて、普通に美味しいメシを海苔を主体としたおかずで食べようと思えば普通にウチでも食べられるようなものなのに、そんな大したこともない弁当に1,000円以上を払って、更には並んでまでわざわざ買い求めるバカがいることに驚いた。


自宅のメシでも、ちゃんと選んだものをちゃんと手をかけて食べれば、ずっと安くに、そしてもっと美味しいものを食べられるのに、この国では「美味しいものは少しでも高価な金を払わなくては食べられない」と信じているバカが増えているのだろう。

こうした消費行為を経済活動と呼び、こんな愚かな行為を助長させることを政府が優先させているのならば、こんな国には過分の税金を払いたくない。

日本人の大半は、無駄遣いをすることが経済活動の主たる要因を占めるのだと信じているのだろう。しかし、大して価値のないものを雰囲気作りで売り付けて儲けを得る売主も日々増えているように思う。そして、そのサイクルに取り込まれた消費者は、簡単に易きに流れて本当に価値あるものを蔑ろにするようになる。

売手にしても買手にしても、こんなバカばかりではこの先の日本では「真のサービス向上」などなかなか望めない。そんなバカなサイクルには加担せずにどうやって生活していくか考えることが大切なのだろうと思う。