伊東のラーメン

昨日は下田〜稲取〜伊東のあたりを仕事で回っていたのだけど、東伊豆に「肉チャーハン」なる名物料理があるとのことで、その店まで足を運んだ。

「足を運んだ」なんて言っても移動途中に少しだけ道を逸れたところに肉チャーハンを出す「ふるさと」という店はあるので、ついでに寄ってみた…という方が正確である。

生憎、ふるさとは店休だったので、特に目的もないまま伊東まで移動し駅の近くの中華屋で昼食を撮ることにした。

「阿於㐂」と書いてアオキという店はこのあとで訪問したスーパーアオキとは関係ないと思う。たまたまこの日はアオキに連続訪問したが、こちら中華のアオキはなんということもない味だった。

ラーメンは蕎麦つゆに細い中華そばのようなものが入っている純和風のもの。コクや旨味というものはほとんど感じ取れず、キレとしょっぱさが際立つ味。旨味はないけど、これはこれで美味い。

脂も一枚の焼豚からわずかに染み出したものがあるくらいで、かけ蕎麦を食べているような気持ちにもなる。こうした蕎麦屋の和風ラーメンみたいなものは5年に一度くらいの頻度で出会うことがあるのだけど、たまに食べるとそれなりに美味いとは思う。

ここではラーメンにギョウザも添えて食べた。ランチサービスで割安になり、この二品で950円。ただ、ギョウザは具杯もパンパンで大きく食べ応えはあるものの何だかよく火が通っていないような味で特に美味くはなかった。

ラーメン、ギョウザとも特に惹かれることもない味。なのに、店内の昭和の食堂っぽい佇まいのせいなのか、何だかまた来たくなるような店だった。行かないと思うけど…。