柚子を干す

年末に田舎の母が送ってくれた荷物の中に柚子が数玉入っていた。「果汁は少ない」とのことだっが、その言葉のとおりに半分に切って絞ってみても種が多量に出てくるものの、果汁と呼べるようなものは本当に少ししか滴り落ちてこないものだった。

年末にこの柚子の皮を細切りにして、手作りラーメンに入れて食べてみると香りが素晴らしかった。以来、と言ってもまだ数週間前のことだけど柚子の皮の細切りを何かに加えて食べるようになった。

…と言っても、僕は毎日味噌汁を飲むわけでもないし、汁物を食べる機会もそんなに多くないので、柚子の皮の出番なんてそんなに多くもないのだ。しかし、そうやって過ごしているうちにも柚子は徐々に劣化していくのだから、それも勿体ないと思い柚子の皮の細切りを干して山椒や七味と同じように使おうと考えた。

写真手前のものは切ったばかりのもの。奥の右側から先週から干したものと、先々週から干したものである。

寝室の書棚にこれらを置いているのだが、強くはないものの時折、柑橘類の爽やかな香りが鼻腔に入ってくる。

カリカリに干したものをミルで挽くのか、包丁で細かに刻むのか?どうするのがいいのかまだ分かっていないが、まずは自作の七味に加えてみようと思う。