3月も去る

年が明けてからは、末娘のテスト勉強に一緒に取り組んでいたり、2月の下旬からは長女の大学進学に伴う新生活の準備やら支度をしていると、あっという間に3月も末日となった。

家族と過ごすことも大切にするが、その他にもラッパの練習やらそして年度末を迎えた仕事も忙しくて、なんだかワラワラ過ごしているうちに今日になったという塩梅だ。

そんな過ごし方をしていても季節はしっかりと移り変わっていくもので、ベランダ菜園の様子も随分と春らしくなってきた。

2週間前に新芽を出し始めた山椒も力強く沢山の葉を茂らせ始めた。春の味覚として楽しみにしている筍を食べる時にも遠慮なく添えられるくらいに、柔らかで香りの良い葉っぱが生えてきた。

昨年からことあることに摘み取って料理に加えている葱も元気に育っている。一鉢は種を蒔いて芽葱の状態から育てた葱。もう一つは買ってきた葱の根っこをプランターの土に差し込んで育てたものだ。

いずれの葱も10回以上鋏で摘み取り、料理に使っているから、一回あたり100円分くらいの葱を食べていると仮定すると既に2,000円分くらいは葱を食べていることになる。

こうした損得勘定だけで葱やらパセリを育てている訳では無いが、やはりこうした青味をわざわざ買わなくてもベランダから採って来れるというのはとても嬉しい。

先週は紫蘇の種も撒いたし、これから色々な植物が芽を伸ばして僕の芽と食卓を楽しませてくれるのだろう。

春は既にピークを迎え、既に初夏が近付いて来ている。名残の春を余すことなく楽しみ、そして初夏の楽しさの数々もしっかりと捉えていきたい。